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先日公開されたiPhoneのアップデート「iOS 15.4.1」では、前バージョンのiOS 15.4にアップデートしたあと、バッテリーが予想よりも早く消耗する可能性がある問題を修正するという内容が含まれていました。
今回、iOS 15.4.1アップデートがiPhoneのバッテリー駆動時間にどう影響したのかを、海外YouTubeチャンネル「iAppleBytes」が実機テストで検証しています。
*Category:テクノロジー Technology|*Source:Apple ,iAppleBytes ,Cult Of Mac
最新iOS 15.4.1では「iPhone 13」のバッテリー駆動時間が5.5%減少
「iAppleBytes」では、初代iPhone SE、6S、7、8、XR、11、12、13の計8モデルのバッテリー寿命を、ベンチマークアプリ「Geekbench 4」で計測しました。結果は、以前のiOSバージョンを実行している同じ端末のバッテリー寿命と比較されています。
この中で、iPhone 6S、iPhone 7、iPhone 8、iPhone 12はいずれも、最新バージョンのiOS 15.4.1を実行することで、バッテリー駆動時間がわずかに改善されました。
対して、初代iPhone SE、iPhone XR、iPhone 11、iPhone 13はいずれも、iOS 15.4.1でバッテリー駆動時間がわずかに短くなりました。
同チャンネルによる、前回の「iOS 15.4」のバッテリー駆動時間の検証結果はこちら。
今回のテストでは、特に「iPhone 13」のバッテリー駆動時間は5.5%減少していることが判明しました。とはいえ、それでもこのモデルは今回のテストで最もバッテリー駆動時間が長かった端末であり、アップデート後でも8時間、最も近いiPhone 12と比べて90分も長く動作しつづけています。
iOSアップデートでバッテリー駆動時間に変化が生じるのは珍しいことではありません。今回珍しかったのは、Appleがアップデートでバッテリーの改善を約束したことでした。
ただし、今回のテストではむしろ駆動時間が短くなったモデルもあることが明らかになりました。今回のAppleのアップデートがバッテリー関連の何かしらのバグ修正であり、今回のテストではそれが反映されなかった可能性もあります。
なお、テック系メディア「Cult Of Mac」は、「iOS 15.4.1」はセキュリティホールの修正を含んでいることを挙げ、この問題に対処するにはiPhoneをアップデートするしかないと指摘しています。今回に限らずiOSアップデートは様々なセキュリティ問題の解決を含んでいるため、特に理由がなければ早めにアップデートしたほうがよさそうです。
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