「空を自由に飛びたい」と、古来から人々は考えてきました。そして初めて飛行機を作り上げたのがあの有名なライト兄弟です。
1903年にライト兄弟が成功して以来、彼らの成功に続こうとした人々がいました。そんな人々の無謀とも言える挑戦を記録した1920年代のフィルムが、海外YouTubeチャンネル『The Film Gate』から公開されています。
* Category:テクノロジー technology
* Source:The Film Gate
謎の発想も。空を飛ぼうとした男たちの挑戦
まずはこちら。自転車に手で動かす羽をつけたタイプのようです。男性は必死に手と足を動かしますが、もちろん飛べません。
この「鳥を模したタイプ」は結構多かったようで、顕著なのがこれ。鳥の羽の動きを正確に再現するリアルな羽がついています。まあ、もちろん飛べませんでしたが。
こちらの男性は、手のみの力で飛ぼうとしたようです。羽をパタパタ動かす様子がなんともシュール(笑)。
「じゃあ、羽をたくさんつければ…」という発想が透けて見えるのがこちら。7枚の羽がついており、先端のプロペラを動かす動力はもちろん人間です。
結果はもちろん、お察しのとおりです。
ここまではなんとなく「鳥のマネをした」というのが分かりますが、過去にはさらに飛び抜けた発想の持ち主もいたようです。
大きなストーブ、はたまた大砲のようにも見えます。プロペラや羽も見当たりません。ちなみに、上の筒のような部分が稼働するようです。
固定翼やプロペラがあるならわかりますが、これは発想が違いすぎますね。とはいえ、何かしらセオリーはあるはずなので、詳しい人はツイッターのコメントなどで教えて下さい。ちなみに映像は、男性がおもむろに乗り込むところまでしか写っていなかったので、実際に飛んだのかどうかは……?
お次はこれ。子供の頃には誰もが考えたであろう「人間ロケット花火」方式のやつです。
結果はもちろん……
ダメでした。幸い惨事には至らなかったようで、周りの人達が慌てて雪をかけて消火する様子も写っていました。
ヘリコプターの原型的なものもあります。こちらは傘のようなモノが上下に動かして飛ぼうとしたようです。車体がグラグラ揺れますが、もちろん飛べません。
こちらは成功例。プロペラが異常に多いことを覗けば、現代のヘリコプターに近いかたちです。
とはいえ、飛べたのはせいぜい50cmぐらいのよう。当時の技術力では、軽量化が大きな課題になっていたハズです。
どれも今となっては「どう考えても無理」と感じてしまうようなモノばかりですが、飛行機を発明したライト兄弟も、過去の人々には同じように思われていたはず。こういう無謀ともいえる挑戦があってこそ、現代の便利な生活があるわけです。
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