2007年に発売された初代iPhoneの未開封品が、過去最高額で落札されています。
*Category:テクノロジー Technology *Source:wccftech ,LCG Auction
奇跡に15年間〝未開封〟だった初代iPhone
オークションは「LCG Auctions」で行われ、2月2日に開始し、2月19日に終了しました。入札数は合計27件でした。初代iPhoneはもともと、小売価格599ドル(現在レートで約8万円)で販売されていましたが、現在はビンテージ品として注目を集めています。
初代iPhoneの画面サイズは3.5インチ、ピクセル密度は163と現在では考えられないほど小型です。スティーブ・ジョブズはスマホの大画面化のトレンドに抵抗しましたが、現在のモデルは6インチ以上とかなり大型化しています。それでも、初代iPhoneが今日のスマートフォン業界を形作ったことは間違いないでしょう。
今回出品された初代iPhoneの持ち主は、2007年に友人からiPhoneをプレゼントされたそうです。しかし当時、iPhoneはAT&Tのキャリアでしか使用できなかったため、彼女は幸運にも未開封のまま保管していたそう。そして15年後になって、オークションで最高額を記録したのです。
携帯電話の元の所有者であるカレン・グリーンは、TV番組「The Doctor & The Diva」のトレジャーハントコーナーで初めて紹介された素晴らしいバックストーリーと一緒に、この商品を委託されました。
約16年前に作られたこの携帯電話は、表裏のシャープなコーナー、豊かな色合い、そして「ケースフレッシュ」な特徴を見事に表現しています。裏面のラベルはシールの下にあり、保管時の摩耗は最小限です。これは、10月の記録的なセール以来、オークションに出品された許容可能なコンディションのオリジナルiPhoneの中で初めてのものです。コレクターにも投資家にも魅力的な逸品です。
工場出荷時の密閉された状態の初代iPhoneは、コレクターの間で注目されています。同様の状態の初代iPhoneは昨年8月に35,414ドル(約476万円)、10月に39,339ドル(約529万円)という価格が付き、多くのメディアに取り上げられています。
そして今回オークションに出品された初代iPhoneについた価格は、なんと63,356ドル(約851万円)。これは元の価格の105倍以上にあたり、今日現在、このデバイスについた過去最高の価格となっています。
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