廉価モデルとしては人気のある「iPhone SE」シリーズですが、Googleの廉価モデルPixel aシリーズの登場により、その立場は脅かされつつあります。今年登場する「Pixel 7a」は、更新の減っているiPhone SEの立場を大きく揺るがすものとなりそうです。
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「Pixel 7a」は〝6aの衝撃〟を超える最強コスパ機
Google専門の米メディア「9to5Google」によれば、「Pixel 7a」は今年5月の開発者向け会議「Google I/O」で発表される見込みです。
最新のデザインとスペック
iPhone SEが2017年のiPhone 8から変化していないのに対し、「Pixel 7a」は最新のデザインになっています。
海外メディア「Smartprix」がリークした仮想CGでは、「Pixel 7a」のデザインは「Pixel 7」にかなり似たものとなっており、特徴的なカメラバーも高級感のある金属製です。
また、前面の画面占有率も高くなっており、ディスプレイサイズは6.1インチと大きめ。しかし端末サイズは152.4 × 2.9 x 9.0mmで、持ち心地を左右する幅については67.3mmのiPhone SEと大差ありません。
90Hzの有機ELディスプレイ搭載
「Pixel 7a」のディスプレイは大きいだけではなく、液晶よりもコントラストや省電力性に優れた有機ELディスプレイを採用しています。
さらに「9to5Google」によれば、今回のモデルでは画面の動きの滑らかさを左右するリフレッシュレートが90Hzに向上するとのこと。4.7インチの60Hz液晶ディスプレイを搭載し続けているiPhone SEとは大きな違いです。
初めてワイヤレス充電に対応
iPhone SEがワイヤレス充電に対応しているのに対し、Pixelのaシリーズは長らく有線充電のみでした。しかし「9to5Google」によれば、「Pixel 7a」はついにこのワイヤレス充電に対応するとのこと。
これについては流出した実機でも確認されており、搭載はほぼ確実とみていいでしょう。
価格も前モデルからほぼ据え置き
これだけのアップグレードにも関わらず、データエンジニアのヨーゲッシュ・ブラール氏(@heyitsyogesh)によれば、「Pixel 7a」の価格は450ドル〜500ドル(約6万〜6.7万円)とのこと。前モデルの「Pixel 6a」は449ドルだったため、ほぼ価格は据え置きといっていいでしょう。
Both the Pixel 7a and Pixel Fold will make their debut at Google I/O in May.
7a will be available in global markets by early Q3, while Fold will be launched in select regions
Pricing
Pixel Fold : $1300 – 1500
Pixel 7a : $450 – 500— Yogesh Brar (@heyitsyogesh) March 15, 2023
iPhone SEのドル価格は429ドルですが、日本価格では為替の影響もあり税込み62,800円。さらに「Pixel 7a」と同じ128GBモデルでは69,800円まで跳ね上がります。
対して「Pixel 6a」の価格は公式ストアで税込み53,900円。「Pixel 7a」もこの価格で据え置きであれば、廉価モデルとしての「iPhone SE」の立ち位置は間違いなく消滅するでしょう。
とくにGoogleの場合、他の海外Androidメーカーとは違い、しっかり日本にローカライズしてくれるのが嬉しいところ。前モデル同様であれば、Felicaなども搭載されるはずです。前モデル「Pixel 6a」の登場もかなりのコスパに驚かされましたが、「Pixel 7a」はそれを超える衝撃となりそうです。
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