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DJIが折りたたみ式ドローンの新型『Mavic 3(マヴィック・スリー)』を発表しました。
*Category:テクノロジー technology|*機材協力:DJI JAPAN|
*撮影協力:ルネサンス棚倉
約3年ぶりのメジャーアップデートとなる本機は、4/3型をセンサー内蔵で最大28倍のズームができるハッセルブラッドと共同開発のカメラを搭載し、最長約46分飛行ができる、というとんでもなくハイスペックな機体となっているとのこと。
今回はその実機をDJIから借りることができたので、その外観をすみずみまでチェックしつつ、実際に飛行もさせてきました。
音源・BGM:ArtList(定額ダウンロードし放題、商用利用可能のサービス)、NCS
DJI『Mavic 3』の製品ラインアップ
- DJI Mavic 3 標準版:253,000円
- DJI Mavic 3 Fly More コンボ:341,000円
- DJI Mavic 3 Cine Premium コンボ:583,000円
※すべて記事作成時点における税込の直販価格です。
DJI『Mavic 3』外観フォトレビュー
今回テスト飛行と撮影に使用したのはDJI『 Mavic 3 Fly More コンボ』です。
Fly Moreコンボには、カンバス布でできたグレーの『コンバーティブル キャリーバッグ』が付属します。「付属品」という響きからイメージするようなチープでテキトーなものではなく、単体でも売れるレベルのバッグなのでこれがついてくるのはかなりお得感があります。
“コンバーティブル”の名前の通り、バックパックに変形します。あくまでもドローンを運ぶためのものなので、重量がある荷物の運搬には不向きですが、上着や飲みものを持ち運ぶのに良さそうです。
同梱物は左上から時計回りに『Mavic 3』本体、RC-N1 送信機(プロポ)、インテリジェント フライトバッテリー×3(機体に入っているものを含む)、バッテリー充電器、バッテリー充電ハブ、ND フィルターセット (ND4/8/16/32)、予備プロペラ、ケーブルx3、取り扱い説明書、そして先にご紹介したコンバーティブル キャリーバッグです。
» DJI『Mavic 3』ドローン本体のおもな仕様・スペック
- サイズ:縦221×横96.3×高さ90.3mm(折りたたみ時プロペラなし)
- 飛行可能時間:最長約46分
- 飛行速度:最高約30km/時
- 重量:895g(Mavic 3 Cineは899g)
- 内蔵ストレージ:8GB(Mavic 3 Cineは1TB)
- センサー:全方向デュアルビジョンシステム+赤外線
- 映像伝送可能距離:8km(日本、EUなど)、15km(米国など)
<DJI『Mavic 3』カメラのおもな仕様・スペック>
- センサー:4/3型CMOS
- 有効画素数:2,000万
- 焦点距離:24mm(35mm判換算)
- 絞り:f/2.8〜f/11
- ISO:100〜6400
- 動画:5.1K/50fps、4K/120fps、など
メインカメラで動画を撮影した場合、『Mavic 3』最大ビットレートは200 Mbpsとなり、AVC/H.264かHEVC/H.265で記録が可能です。『Mavic 3 Cine』では上記にApple ProRes 422 HQでの記録が可能になります。
<DJI『Mavic 3』望遠カメラのおもな仕様・スペック>
- センサー:1/2インチCMOS
- 有効画素数:1,200万
- 焦点距離:162mm(35mm判換算)
- 絞り:f/4.4
- ISO:100〜6400
- 動画:4K/30fps
- デジタルズーム:4倍(光学xデジタルで最大28倍)
» DJI『Mavic 3』ドローン本体の詳細をチェック!
カメラやセンサーを保護するためのカバー兼ベルトが付属します。
封印を解かれた『Mavic 3』。『Mavic Air』シリーズのライトグレーと比べると、より黒に近いグレーです。
展開するとこんな感じ。
『MacBook Pro(15インチ)』がスッポリ脚の下に収まるサイズです。
これがハッセルブラッドと共同開発したというカメラ。
カメラの背面は全面ヒートシンク。
底面には赤外線センサー(左)とビジジョンセンサーに加えて(中央)、LEDライト(右)が搭載。
後方にも4つのビジョンセンサー(カメラ)を備えています。
DJI『Mavic 3』はこれらのビジョンセンサーと広角レンズを組み合わせて周囲の状況を分析することで高度で障害物回避を自動で行なう「APAS 5.0」を備えています。上方や側方の障害物にも対処できるため、橋梁(きょうりょう)点検や屋内飛行の際にもより安全に飛行できるようになったのは、素晴らしいアップグレードです。
バッテリーは5000mAh。
ローター(プロペラ)も大型化されており、成人男性が手を広げた幅よりも長さがあります。
アームに書かれた「Mavic 3」の文字。
これまでのMavicシリーズと比べると細身のアームです。
このようにアームやボディなど形状に改良を句あえることでDJI『Mavic 3』風胴試験の結果で前モデルと比べ風圧抵抗性能は35%向上、飛行速度もアップしているそうです。
» DJI『Mavic 3』のプロポ(コントローラー)
収納時はこうなっています。
金属製のスティックがプロポの下側に収納されています。
『iPhone 12 Pro Max』を装着すると、だいたい横幅が同じでした。
次は、アプリとペアリングして、実際に飛行する様子をご紹介します。
Source: app