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Appleの創業者、スティーブ・ジョブズが世界的に有名になる前の名刺が、オークションに出されています。
*Category:テクノロジー Technology|*Source:Appleinsider ,Cult Of Mac ,Wikipedia
スティーブ・ジョブズが「Appleの副社長」だった頃の名刺がオークションに出品される
様々なガジェットなどを紹介している海外YouTuberのアルフレッド・ディブラジ氏は、1978〜79年頃のスティーブ・ジョブズの名刺をオークションに出品しました。同氏は1980年に友人から受け取ってから長年保管しており、最近になって倉庫で発見したとのこと。
かなり古いにも関わらず、名刺の状態は良好です。「ビニールに入れて、触らないようにしています」とディブラジ氏は話しています。同氏は、スティーブ・ジョブズの名刺を、手紙とともにRRオークションに発送するために梱包する様子をYouTube上で公開しています。
ディブラジ氏は動画の中で、このレアなカードは「数十億ドル」の価値があると冗談めかして語っており、収益はキッチンの改装費にあてる予定だそう。名刺を売る理由としては「長年にわたって友人や家族に見せるのはとても楽しかったが、そろそろこの物の価値が本当に分かる人に渡して、飾ったりしてもらいたい」とコメントしています。
この話題を取り上げたテックメディア「9to5Mac」は、Appleの記念品はオークションでも人気があるため、彼の冗談は大げさではないかもしれないと指摘しています。コレクターは商品の状態や重要性によっては「数十万ドル単位で入札することもある」そうです。
同メディアによれば、あるオークションでは、20万ドルでスタートしたApple-Iコンピューターが50万ドル(約5700万円)で落札されたとのこと。他にも、Appleの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアックが書いたApple IIの回路図は63万ドル(約7200万円)で落札されたそうです。
ちなみに、この名刺に記載されている1979年頃のスティーブ・ジョブズの役職は、Appleの「オペレーション担当副社長」であり、CEOはマイケル・スコットが努めていました。というのも、当時のジョブズはまだ21歳で、投資家からはAppleを経営するには若すぎると考えられていたからです。
この頃のAppleはすでに「Apple II」などで成功を収めていましたが、ジョブズ自身は世間的にはまだまだ無名でした。この時期のものであることを考えると、今回出品される名刺はかなり希少なものといっていいでしょう。
このオークションは2月中旬頃から海外のオークション専門サイト「RR Auction」で開催され、3月17日に入札が終了する予定です。入札額は300ドルからとなっていますが、これよりも高値がつくことはほぼ確実とみてよさそうです。
Source: app