サムスンの一部スマホに搭載される次世代プロセッサ“Exynos 2200”のGPUベンチマークを、リーカーの@FrontTron氏が共有しました。
*Category:テクノロジー technology|*Source:@FrontTron ,wccftech
サムスンの次世代プロセッサExynos 2200は「Appleに対抗出来るレベル」のGPU性能に
@FrontTron氏によれば、Exynos 2200のGPUは、ピーク性能が34%向上しています。ただし、このピーク性能は持続せず、サーマルスロットリングによって低下することもあるとのこと。持続的なGPU性能は17~20%の範囲だそうです。
EXCLUSIVE (Official Benchmark)
Compared to E2100, E2200 GPU is…
Sustained +17~20%
Peak +31~34%Compared to SD888, E2200 GPU has…
Big difference in 3DMark performance (Wild Life)ARMv9
* Performance results based on pre-release hardware and software
* Subject to change pic.twitter.com/m6BKqWcgKj— Tron ❂ (@FrontTron) November 10, 2021
また、Exynos 2200は競合となる米クアルコムのSnapdragon 888と比較して、ベンチマークソフト『3DMark』で大きな違いが示されたそうです。ただし、結果については共有されていません。
なおテック系メディア『wccftech』は、Exynos 2200がGPU性能でAppleのA14 Bionicを打ち負かし、ハイパフォーマンスモードではクアルコムの次世代プロセッサ、Snapdragon 898にも勝っている、と補足しています。
これらのリークが正しければ、サムスンのExynos 2200はAndroid業界のGPU性能ではトップに君臨し、この分野では圧倒的なAppleに対抗できるレベルに達したということになります。
前世代のExynos 2100はCPU性能は高かったものの、グラフィックス性能の低さがネックとなっていました。しかし、今回はその弱点を克服すべく、AMDと協力して6コアRDNA2 GPUを搭載。RDNA2がゲーミングPC向けGPUにも採用されているアーキテクチャであることを考えると、この性能の向上にも頷けます。
ただし、Exynos 2200の消費電力や、サーマルスロットリングの詳細については明らかになっていません。まだまだ不明な点は多いものの、実機次第ではAppleを脅かす性能となる可能性もありそうです。
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