スマートスピーカー「Alexa」はAmazonが開発、販売を行うボイス/AIアシスタントで、音楽を聞いたり、日々の予定や買い物リストの確認などでき、照明やテレビなどに組み込まれ音声で操作するためにも使われるものです。
関連:セールやSIM活用術に注目製品まで! テック&ガジェットの〝お得な情報〟まとめこのジャンルはシリコンバレーが注目するビジネス領域で、GoogleやAppleも同様のスマートスピーカーやボイス/AIアシスタント系の製品も販売攻勢をかけ「各家庭に音声アシスタント/スマートスピーカーを送りこむ競争」がアメリカで激化しています。
そして、この熾烈な戦いにおいて優れたアドバンテージを発揮しているのがAmazonです。なぜ、同社は競合にくらべて頭ひとつ抜きんでたポジションを獲得しつつあるのか? CNBCのレポートをもとに見ていきましょう。
スマートホーム関連製品の先駆者だったAmazon
Amazonが最初のEchoスピーカーを発表したのは2014年です。2016年にGoogleが最初のスマートスピーカーを発表するまでに、500万台のデバイスを販売することに成功しています。そして、当初、Amazonの「Alexa」は音声認識精度の高さや他社アプリとの連携の豊富さで人気を獲得しました。
Amazonはごく早い段階に登場したフィリップス社の「スマートLEDライト」HueとAlexaの連携を素早く実現し、いまでは3億台のデバイスがAlexaが米国の家庭で接続されているそうです。Amazonは最初からスマートホームについて考えていたわけではないようですが、ユーザーから音声をエンターテインメント以外のことにも使いたいというニーズがあるということに素早く気がついたようです。
Amazonはスマートホーム市場に最初に参入した大手企業であり、現在も最大かつ最速の成長を続けています。この領域の米国でのシェアはAmazonが11.5%で、続くGoogleは6.5%で、3位サムスンも6%前後のマーケットシェアとなっています。
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