10月31日に行われたAppleイベントでは発表のなかった「iPad」シリーズについて、今後のアップデート計画の噂をテックメディア「wccftech」がまとめています。
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「iPad」シリーズの発表スケジュール予測
当初の噂では、Appleは「iPad mini」と「iPad Air」、そして標準の「iPad」のアップグレード版を今年発表すると見られていました。しかし10月31日のイベントでは、14インチと16インチの「MacBook Pro」と24インチ「iMac」のみが発表されています。
このままいけば、2023年はAppleが2010年のiPad発売以来、どのモデルもアップグレードを見送った最初の年となります。iPadの出荷台数が低水準で推移する中「wccftech」によれば、Appleは「来年に向けて大きなプレッシャーを抱えている」とのこと。
Henceforth, the company has a lot of pressure for next year as shipments remain low. At its earnings call, iPad revenue declined by almost 10 percent, and company executives speculate an ongoing trend that will stretch until next quarter. Customers are potentially waiting for upgraded iPad models as they reserve their purchasing power for the latest models.
— 引用:wccftech
訳:出荷台数が低水準で推移する中、同社は来年に向けて大きなプレッシャーを抱えている。決算説明会ではiPadの売上が10%近く減少し、同社幹部は来期までこの傾向が続くと推測している。顧客はiPadのアップグレードモデルを待っている可能性がある。
これについて、経済紙記者マーク・ガーマン氏の最新レポートによると、Appleは来年、第6世代「iPad Air」、第7世代「iPad mini」、第11世代「iPad」を含むiPadの全ラインナップをアップデートする予定とされています。
M3チップを搭載した有機EL登載「iPad Pro」の新モデルも発表される見込みです。有機ELディスプレイ登載モデルは以前から何度も噂されてきましたが、発表は延期されてきました。Appleは来年の春に有機EL登載「iPad Pro」を発表すると予想されています。
その他については、第7世代「iPad mini」はTSMCの3nmアーキテクチャを採用したアップルのA17 Proチップを搭載して発売される可能性があるとのこと。「iPad Air」についてはM2チップが搭載される可能性があります。
ガーマン氏の推測では、Pro以外のiPadシリーズは2024年3月にアップデートされ、M3搭載の有機EL登載「iPad Pro」も2024年前半に登場するとされています。「wccftech」によれば、春のイベントで「iPad mini」「iPad Air」「iPad」がアップデートされ、「iPad Pro」は来年のWWDCイベントで発表となる可能性が高いとのことです。
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