今年の国際親善試合で驚異的な強さを発揮しているサッカー日本代表。ですが、日本代表の選手の多くは、ヨーロッパリーグで活躍している選手も多く、移動などで疲労が溜まり、体の負担が大きいとのこと。そんな中、サッカー解説者であるセルジオ越後氏が、日本代表にある提言をし、話題を集めていましたね。そこで今回は、セルジオ越後氏が語る日本代表について、解説していきます。
目次
- 1. 今回の2試合の親善試合で収穫が多かった日本代表
- 1.1. 才能溢れる久保建英選手の起用問題について
- 2. 所属チームと日本代表の活動はとてもキツイ?
- 3. 対戦相手と状況に合わせた招集メンバーの選定が必要!
- 4. まとめ
今回の2試合の親善試合で収穫が多かった日本代表
先日開催された親善試合で、大きな収穫があったとセルジオ越後氏が語っていました。その収穫は、サイドバックの中山選手の復帰・カナダ戦でゴールを挙げた中村選手の活躍ぶりです。サイドバックとして復活した中山選手は、クロスの精度に課題は残るものの、完全復活に近い活躍を見せてくれましたね。
日本代表で4試合4ゴールを決めている中村選手は、カナダ戦で負傷してしまい、途中離脱となってしまいました。ですが、負傷さえなければ、次戦のチュニジア戦にも先発出場出来るほど、完璧な仕上がりを見せていましたね。どんな相手であろうと、しっかりと結果を残している中村選手は、かなりの高評価を得ています。
才能溢れる久保建英選手の起用問題について
所属チームで、自分の活躍できるポジションを発見した久保建英選手。ですが、日本代表では、ポジションに空きがないとのこと。久保建英選手が、レアル・ソシエダで活躍しているのは、右サイドですが、日本代表には伊東純也選手がいます。そして、左サイドには、日本代表のエース三笘薫選手がスタメンとして定着。サイドでの出場が厳しくなっている久保建英選手を、スタメンで出場させる場合、トップ下での起用になってしまいます。
また、トップ下の場合も、鎌田選手との争いになる為、確実にスタメンの座を掴めるわけではないとのこと。その為、トップ下でのスタメン争いか、右サイドの控えとしてベンチスタート。どちらにせよ、久保建英選手自身あまり満足はしてないようですが、レベルの高い代表チームということを考えると、仕方ないのかもしれませんね。
所属チームと日本代表の活動はとてもキツイ?
ヨーロッパリーグに所属している選手にとって、日本代表と所属チームの両立は難しいとのこと。日本で開催される試合がほとんどのため、長距離の移動や時差の問題もあり、海外組にとっては、体にとても負荷がかかる遠征となります。
久保建英選手の、身体的にキツイが、なんとか戻ってきたと言う発言から、代表活動との両立が難しいという事がわかりますね。所属チームで、絶好調の活躍を見せているだけあって、この移動や時差の取り戻しだけでも、調子を崩しかねません。所属チームでの活躍があっての日本代表の為、今後のメンバー選考を考え直す時期に来てるかもしれませんね。
対戦相手と状況に合わせた招集メンバーの選定が必要!
毎試合、強豪国とマッチアップするのが難しいと言われている国際親善試合。その為、日本代表は、対戦相手の状況に合わせたメンバー選定が必要と言われています。ヨーロッパリーグで戦っている選手は、所属チームでの試合と長距離の移動はかなりの負荷がかかるとのこと。
その為、格下相手との親善試合の場合、無理に海外組を呼ばずに、Jリーグの選手を中心にし、多くの選手にチャンスを与えることも重要になってきます。固定メンバー以外の選手にチャンスを与える事で、新たな原石を発見できるかもしれません。
ワールドカップ2次予選では海外組を呼ぶ必要がない?
セルジオ越後氏は、11月から始まるワールドカップ2次予選では、海外組全員を無理して招集しなくていいと語っていました。ワールドカップ2次予選では、対戦相手が格下のため、海外組ではなく、Jリーグの有望な選手を集める事で、充分に対応できるとのこと。
ここで、無理して海外組を呼んでしまい、コンディションを崩してしまった場合、来年開催されるアジア杯で、フルメンバーを召集できない可能性も出てきます。その事態を回避する為に、海外組には、来年1月のアジア杯に向けて調整してほしいと、セルジオ越後は提言していました。果たして、森保ジャパンは、どんなメンバーでワールドカップ2次予選を戦うのか、注目していきましょう。
まとめ
今回は、セルジオ越後氏の様々な提言を基に、現状の日本代表について、解説しました。海外組を中心に構成されている日本代表ですが、毎試合全員招集する必要はないのではないかと、セルジオ越後氏は、提言していましたね。海外組で活躍している選手は、長距離移動や時差の関係で、体の負担が大きく、コンディション調整に大きく関与します。
なので、毎試合海外組を全員招集するのではなく、対戦相手の状況に合わせて、招集する必要があるとのこと。そして、ワールドカップ2次予選などの格下相手の場合、Jリーグの有望な選手を集める事で、良いチームは完成します。果たして、森保ジャパンは、今後この課題にどのように向き合っていくのか、今後の動向から目が離せません。
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