2023シーズンからMLBに挑戦している藤浪晋太郎投手。シーズン当初はアメリカン・リーグ西地区のオークランド・アスレチックスに所属していましたが、7月19日に、アメリカン・リーグ東地区首位のボルティモア・オリオールズへトレード移籍。
シーズン当初は防御率が10点を超え散々な状況でしたが、ゲームを経るにつれて調子が良くなり、7月に入ってからは防御率は10点を下回りました。8月22日現在の成績は、48試合に登板し5勝8敗4ホールド1セーブ、防御率は7.96。藤浪選手の成績が良くなった理由は何かあるのでしょうか。
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目次
- 1. 藤波選手のトレード
- 2. 藤波選手の制球力
- 3. 藤波選手のキャッチャー
- 4. フレーミング
- 5. フレーミングの名手
藤波選手のトレード
7月19日、藤波選手はアスレチックスからオリオールズにトレード移籍しました。これは、アメリカン・リーグ西地区最下位チームからアメリカン・リーグ東地区首位チームへの移籍。
NPBとMLBではトレードの意味合いが少し違い、NPBの場合は、現所属チームでは出番に恵まれずにいるが、移籍先チームでは補強となる選手同士が交換対象になります。一方、MLBの場合は、特にトレード期限(現地時間8月1日)間近の場合は、今シーズンの優勝を目指す球団が、即戦力の選手を獲得する代わりに将来有望な若手選手を放出、低迷している球団は将来の優勝を目指して、即戦力を手放す代わりに若手の有望株を獲得。
アスレチックスは今シーズンも地区最下位で再建中のチームですが、2021年には主力選手であったマット・チャップマン、マット・オルソン、クリス・バシットらを相次いで放出しています。藤浪選手の場合も主力選手の放出と解することもでき、藤浪選手の交換要員であるオリオールズのイーストン・ルーカス投手は、今季マイナーで21試合に登板し、30回2/3を投げて防御率2.93、奪三振率11.75をマークしている26歳の有望選手。
藤波選手の制球力
藤浪選手は春先には不調であったのがゲームを経るにしたがって良くなり、特に移籍後は好調を維持していますが、MLB公式『Baseball Savant』によると、藤浪選手のフォーシームに劇的な変化が見られます。シーズン序盤の4月は、フォーシームの回転数がメジャーワーストクラスの平均1860回転/分だったのが、だんだんと回転数が上がり、8月は平均2124回転/分まで向上。平均球速も、4月の97.0マイル(約156.1キロ)から8月の99.8マイル(約160.6)まで毎月上昇を続けています。さらに、直近3登板では無四球を続けており制球力も向上。
藤波選手のキャッチャー
新天地オリオールズでの正捕手はアドリー・ラッチマンですが、彼との相性も良いようです。ラッチマンは、1998年生まれの25歳、2019年ドラフト1巡目全体1位指名でボルチモア・オリオールズから指名され、契約金810万ドルで契約。この額は2011年にピッツバーグ・パイレーツから全体1位指名を受けたゲリット・コールの契約金800万ドルを上回り、MLB史上最高額を更新。
2022年にメジャーに昇格し、同日にメジャーデビューを果たすと正捕手に定着。2023年、選手間投票で初となるオールスターゲームに選出され、本塁打競争へも初参加。バランスのとれた打撃、優れた守備力と強肩、強いリーダーシップでチームを牽引し、近い将来メジャーナンバーワン捕手になると言われている逸材。
オリオールズの投手陣が助けられているのは、ラッチマンの「フレーミング」のテクニック。フレーミングとは、ストライクか、ボールかの際どいコースに来た投球をさりげなくキャッチャーミットを動かし、球審に「ストライク!」とコールさせる捕球技術のこと。
フレーミング
フレーミングが上手な捕手というのは、投手が狙い通りの投球をしたように見せることができるキャッチングが出来る捕手で、動きが少ない捕手です。例えば、捕手が構えたところにおおよそ行った際にストライクともボールともどっちとも取れる球をストライクコールさせるのは上手いフレーミング。ですから、狙ったコースに投げていると思わせるようになるべく体やミットが動かないキャッチング技術が高く評価されます。
MLBは球審の査定に機械が導入されたことにより、ストライクゾーンの判定が随分と正確になってきたとも言われますが、際どいコースを判定する際の審判の心証をキャッチング技術で左右するのが捕手のフレーミング技術。
フレーミングの名手
フレーミングが上手い選手を紹介すると、まず、2022年に引退したセントルイス・カージナルスのヤディアー・モリーナ。ゴールドグラブ賞9回、オールスター出場10回で、MLBでフレーミングが注目されるようになった先駆けの選手。自身も「ミットではなく体だけ少しずらしてポケットで捕球すれば、ボール球を10〜12個くらいストライクにできる」と話すなど、以前からフレーミングの名手として知られています。
もう一人あげると、8月1日にピッツバーグ・パイレーツからテキサス・レンジャーズに移籍したオースティン・ヘッジス捕手。スタットキャストのデータによると、今シーズンのパイレーツでは、ストライクゾーンからほんの少し外れたエリアのボールをフレーミングで52.5%もストライクにしているそうです。
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