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サングラス型のディスプレイデバイス“VITURE One”で広がる自分だけの空間作り

ゲームや映画をたのしめるサングラス型のXRガジェット

 

現実世界と仮想世界を併せ持ち現実にないものを知覚できる技術・クロスリアリティこと“XR”ヘッドマウントディスプレイとして、クラウドファンディングサイト“Makuake”で先行予約を開始していた“VITURE One(ヴィチュアーワン)”をご存知だろうか。

日本では2023年5月末からMakuakeにて“応援購入”がスタート。

そんな魅惑のガジェットがひと足はやくフリーライター・深津庵の手元に届いた。

そこで今回、本サイトで『モンスターハンターライズ サンブレイク』の記事を担当している深津らしく、日々の狩猟に“VITURE One”を実戦投入。

Nintendo SwitchやPlayStation5、Steam(PC)を使ったゲームプレイだけでなく、Android TV機能を備えた専用のネックバンドを使って大好きな映画鑑賞を約2週間ほど体験。

その手応えを素直にリポートしていく。

■Makuake:応援購入はこちら

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現実世界と融合する120インチの映像空間

必要十分な映像サイズ

本製品は左右に独立した小型有機ELパネルを搭載したサングラスタイプの端末。

それぞれ1,920×1,080ドット、内蔵されたマイクロOLEDを使って目の前に映像を映し出す仕組みで視野角は43度。公式アナウンスでとくに目を引いた“120インチ”というサイズ感に関して、深津の目には大画面だけどそこまでのものとは感じられなかった。

しかし、投影される映像はとてもキレイで内蔵されたスピーカーの音質も上々。

視野角に収まる丁度いいサイズ感の映像は必要十分といったところだ。

▲装着する面から見るとこんな感じ。裏面にあるプリズムに映像が映し出されている。重さは約78gでフルHD/60FPSということだ。
▲内蔵スピーカーはHARMANの空間オーディオを採用している。VITURE One自体は充電が不要、接続する周辺機器からの供給で稼働する。

便利な視度&透過度調整

こうしたガジェットを購入するさい、どうしても気になるのが視度問題だ。

本製品では0.00Dから-5.00D程度までは内蔵の調整機能を使って合わせることができる。

比較がVRにはなってしまうけど、PlayStationVR2やMeta Quest 2といったガジェットで毎度メガネの装着感が気になっていた深津にとってはうれしいポイント。メガネなしでたのしめるのは最高だ。

▲このダイアルで左右の視度を調整できる。ちなみに近視(-5.00D以上)のかたには別売りのレンズフレームがオススメ。マグネット式で装着もかんたんだということだ。

 

また、サングラス部分から外の光り透過する度合いが変更できる点もXRヘッドマウントディスプレイならではの特徴だ。

公式データによれば透過率は5%または40%程度、実際に使ってみてもそれに近い感覚でゲーム画面と外界を両立できた。

▲目に映る体験を共有できないのがもどかしいけど、40%の透過度にしておけば映像を視聴しながらでも周囲の様子を十分把握できる。公式にあるこの映像も大げさではなく、サングラス越しに見た感覚に近いものがあった。
▲別売りのレンズフードを使えば外光を完全にシャットダウンできる。映像に没頭したいときはこれが便利だった。

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