ワールドカップを終えてからというもの、日本人選手の活躍がすごいですね! ブライトンの三笘選手、ソシエダの久保選手、セルティックの古橋選手、LASKリンツの中村選手。数え上げればきりがありません。
そんな中、かねてからビッグクラブの噂が絶えない選手がいます。それはフランクフルトで大活躍の鎌田大地選手です。ワールドカップでも全試合に出場した日本の司令塔はいったいどのクラブに移籍するのでしょうか。
この記事では鎌田大地選手の現状やなぜここまで注目されているのかについて解説し、今後の海外サッカーをより楽しむためサポートになればと思っています。ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
- 1. 移籍市場で人気爆発の鎌田大地、なぜここまで人気なのか?
- 2. 移籍に慎重な面も考えながら築き上げてきたそのキャリアとは
- 3. 世界的クラブがずらり鎌田大地を狙うビッグクラブとは
- 4. まとめ:現実的で慎重派な鎌田選手はやはりニューカッスルか
移籍市場で人気爆発の鎌田大地、なぜここまで人気なのか?
昨今、鎌田大地選手の移籍の話題が加熱しているのはなぜなのでしょうか。これには2つの理由が考えられます。1つ目は単純な選手として結果を残せているという点。もう一つは経済的に魅力的な側面です。この2つの相乗効果によって鎌田選手を狙うクラブが増えているのです
能力の面で言えば現在13ゴール4アシスト。文句なしの数字です。むしろ中盤の選手としたらでき過ぎとも言えるかもしれません。そしてさらに注目されているのはその決定力の高さ。38.7%という数字は欧州5大リーグの中でも1位の数字です。
そしてもう一つ経済的な魅力として、今季で所属クラブとの契約満了になることが挙げられます。つまり鎌田選手を獲得するチームは移籍金を払わずにチームへ迎え入れることが出来るのです。ビッグクラブといえどお金にはシビアなのですね。
ビッグクラブも驚いたヨーロッパで一番「決める」男のある数字
鎌田選手を世界が注目しだしたのはとあるスタッツからでした。それはサッカーに最も必要だと言っても過言ではない決めきる力、決定力。もっと詳しくいうと、打ったシュート数のうちゴールになった数の割合です。
欧州5大リーグの中でこの割合を見ると、なんと鎌田選手がトップの38.7%。そしてそれに次ぐのがマンチェスター・シティ所属のハーランド選手。そしてその下にパリ・サンジェルマンのネイマール選手が続きます。ちなみにこの統計ではシュート30本以上の選手が選ばれており、鎌田選手と2位のハーランド選手のシュート本数でいうと倍くらいの差が。しかしそもそものポジションが違うため、シュート本数が少なくなるのも仕方のないことかと思います。
実際に決定力トップ5は鎌田選手以外、全員FWの選手です。MFというポジションにもかかわらず30本以上のシュートを撃ち、しかもその中の4割近くがネットを揺らすわけですから攻撃のオプションを増やしたいチームにはもってこいの選手だということになりますね!
今季終了後フリーに移籍金ゼロのお得感にも注目が
しかしながら能力値だけで複数のビッグクラブが動くほどの結果は残せていないのかなというのが正直なところです。しかしそれでもなぜ鎌田選手に関心が集まるのかと言うと、それは移籍金の問題が大きいと言われています。
鎌田選手は今季でフランクフルトとの契約が切れるため、獲得するクラブはフランクフルトに移籍金を払う必要がありません。これまで育ててきたフランクフルトからしたら損な話ですが、鎌田選手としてはこれ以上のタイミングはないでしょう。
移籍に慎重な面も考えながら築き上げてきたそのキャリアとは
ここで鎌田選手のこれまでのキャリアを見ていきましょう。愛媛県出身の現在26歳。今夏の移籍時には27歳になります。中学時代はガンバ大阪の下部組織に所属するもユースへの昇格は叶わず京都の東山高校に進学。3年時には5クラブからのオファーを受け、その中からサガン鳥栖を選択しました。
そして1シーズン終えた時にステップアップとも言える国内オファーがあったと言いますが、鎌田選手はそれを断ります。これに対してwebメディア『REALSPORTS』の取材で「移籍してすぐに試合に出るのは厳しいと思って。数年プレーした後に海外に出ると年齢的にも若くはなくなるので、ならば鳥栖から直接海外がいいかなと」(原文ママ)のように語っています。
その後本人の意思通り現所属のフランクフルトに移籍。ベルギーリーグでの武者修行を経て現在の活躍があります。また海外移籍後も他クラブからのオファーはあったようですがそれに対しても鳥栖時代と同じ理由で受けなかったようです。このようなステップアップは今後海外へ出ていく日本人のモデルケースにもなりそうな気がしますね!
(引用元:REALSPORTS)
世界的クラブがずらり鎌田大地を狙うビッグクラブとは
現在鎌田選手への関心を示しているチームは名だたるビッグクラブばかりです。そもそも鎌田選手の所属するフランクフルト自体もドイツの強豪ですからそうなりますよね。まずかねてから名前が挙がっていたのがプレミアリーグのトッテナム、ポルトガルの強豪ベンフィカ、本田圭佑選手も所属したセリエAのACミラン、そして同じくブンデスリーグのドルトムントです。
そして最近になって新たに獲得レースに参加してきたチームが話題になりました。それはフランスリーグのタレント集団”PSG”ことパリ・サンジェルマン。そしてスペイン、ラ・リーガの名門バルセロナ。さらに、名称ペップ・グアルディオラ率いるプレミアリーグ王者マンチェスター・シティなど。これらのチームのユニフォームを着る鎌田選手を想像しただけで鼻血ものです!
本命にあげられたのはプレミアリーグ4位のあのチーム
実に魅力的なネームバリューのあるラインナップに心が踊りますが、ここは落ち着いて現実を見てみましょう。実際にバルセロナなどに行ったとしても現在鎌田選手のポジションが空いているとは言えずチャンスは少なくなってしまうでしょう。それでは移籍の意味がありません。鎌田選手にはまだ日本代表の司令塔として活躍してもらわないといけませんからね!
そこでイギリスメディアが本命として挙げたのが現在プレミアの強豪と張り合いながら4位につけるニューカッスル・ユナイテッドです。以前、武藤嘉紀選手が所属していたことで覚えている方もいるのではないでしょうか。好順位にありながらも、ここ直近5試合では1勝4分けと勝ちきれていない印象です。この状況を打開するためにも中盤に鎌田のような得点力を欲しているのでしょう。
まとめ:現実的で慎重派な鎌田選手はやはりニューカッスルか
今名前の挙がっているチームの戦力を見た感じではやはりニューカッスルがステップアップとして妥当と言わざるを得ないでしょう。試合に出られるかはさておき求めているものと鎌田選手の能力がマッチしているように感じます。個人的にはマンチェスター・シティで成長する姿も見てみたいですが…。そんな希望も持ちつつ要観察です! シーズン終了を気長に待ちましょう!
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