一見普通のUSBに見えるものの、差し込むと一瞬で電子機器を故障させる「USBキラー」と呼ばれるモノがあります。このUSBキラーを、海外YouTubeチャンネル「Austin Evans」が様々なものに差し込んで検証しています。
*Category:テクノロジー Technology|*Source:Austin Evans,wikipedia
ノートPCやMacBook Proに「USBキラー」を使用するとどうなるのか?
USBキラーの見た目は普通のUSBデバイスです。ただし中には、大きなコンデンサが入っています。
これをコンピュータに接続すると、コンデンサに電気が溜められ、満充電になると240ボルトの電力がコンピュータに流れ込みます。そして、物理的にコンピュータを故障させてしまうのです。
USBキラーには、特徴的なロゴがあります。
そして簡単に分解することができます。
このUSBキラーはECサイトなどで販売されているようですが、電子機器を破壊する可能性があるだけではなく、電圧も高いため、家での使用は危険です。
USBキラーは、約95%のコンピュータで動作するといわれています。USBキラーがコンピュータに接続されると、大量の電力がマザーボードに直接送られ、多くのものが壊れ、最悪コンピュータが使えなくなってしまいます。
実際に、USBキラーをAsusのChromebookに差し込むと……
「カチッ」という音がして、コンピュータの画面は真っ暗になってしまいました。
画面が消えるまでの時間は、わずか0.5秒程です。
バッテリー残量は問題なかったはずですが、Chromebookの画面は点灯しません。つまり、完全に故障したということです。
次は、2016年モデルの「MacBook Pro」で試してみます。
このMacBook Proには、USBポートが無いため「USB-C to USB-Aアダプタ」を使用します。
実際にUSBキラーを差し込んでみると「カチッ」という音はしましたが、Macの画面は点灯したままです。
全く故障していないのでしょうか?充電ケーブルを差し込むと、問題なく充電されました。
それでは、USBドライブを差し込んでみます。本来であれば、差し込むとポップアップが表示されます。しかし、USBドライブを差し込んでも全く認識されません。
つまり、MacBook ProにUSBキラーを使用すると、充電機能は問題なく使えますが、データを送る機能が使えなくなってしまうようです。
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