『Pixel 6 Pro』の耐久性テストを、過酷なテストで知られるテック系YouTubeチャンネル『JellyRigEverything』が、公開しています。
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JerryRigEverything
Pixel 6 Proの傷つきやすさや耐火性をテスト
『Pixel 6 Pro』の他のスマートフォンとの最大の違いは、背面のカメラバーです。厚さは2.5mmで、投稿主のザック氏は「スパゲッティの太さに非常に近い」と表現しています。
ディスプレイの傷つきやすさを測るテストは、モース硬度1〜9の道具で引っ掻くことにより行います。ちなみにプラスチックはレベル2か3、ガラスはレベル5か6、サファイアはレベル8か9となるそうです。
『Pixel 6 Pro』のディスプレイはレベル6から傷が目立ち始め、レベル7では溝も深くなっています。これはiPhoneなどと同等の強度です。ちなみに『Pixel 6 Pro』はガラスに米コーニング社のGORILLA GLASS VICTUSを採用しています。
筐体の側面と、ボリュームボタンや電源ボタンは金属製で、カッターで削ると塗装が剥がれます。
しかし不思議なことに、『Pixel 6 Pro』上側面はプラスチック製になっています。これはかなり珍しい仕様ですが、おそらく5Gアンテナの位置に関係しているのではないかとザック氏は指摘しています。ちなみにスマホのアンテナ部分は、側面に小さなプラスチックの切り込みをいくつか入れて確保するのが一般的です。
プラスチック部分の耐久性はやはり下がります。ザック氏のテストを見る限り、上側面はカッターで簡単に削れてしまうようです。もちろん、他の部分に比べて傷なども付きやすいでしょう。
また、『Pixel 6 Pro』のカメラバーの左右もプラスチックでできているようです。
ディスプレイの耐火性を、火のついたライターをディスプレイに数秒間当てて検証します。
画面にはすぐ赤黒い跡がついてしまいました。
なお、ほとんどの他のスマートフォンの場合、しばらくするとディスプレイは元に戻るのですが、『Pixel 6 Pro』は戻りません。ちなみに『iPhone 13』は、同テストでほとんど影響を受けていませんでした。
スマホを力いっぱい折り曲げるベンドテストは問題なくクリア。『Pixel 6 Pro』はカメラバーが背面を横断しているため、これが脆弱性となる可能性もありそうですが、このあたりはしっかりと設計されているようです。
ザック氏は『Pixel 6 Pro』の耐久テストを総評して、「他のスマートフォンよりも焦げやすく、上部に奇妙なプラスチックのレールがあるものの、それ以外は問題ない」としています。『Pixel 6 Pro』に傷をつけたくない場合、ケースをしっかり着用し、くれぐれも火を画面に当てないよう気をつけましょう。
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