2022年に使われた最も一般的なパスワードのランキングトップ200を、パスワード管理サービス「NordPass」が公開しています。
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世界や日本で最も使われている超危険パスワード
「NordPass」は合計3TBに及ぶ30カ国のデータベースを調査し、2022年に様々なアカウントを保護するために使われたフレーズを分析しました。これによると、最も使われたパスワードは「password」で、約493万回使われていたとのこと。
世界で使われたトップ5のパスワードは以下の通り。カッコ内は使われた回数です。当然ながら「よく使われる」ということは、「良くないパスワード」であることに直結します。
- password(4,929,113)
- 123456(1,523,537)
- 123456789(413,056)
- guest(376,417)
- qwerty(309,679)
この後トップ20までは「1234…」の派生がほとんど。リストには「123456」「qwerty」「password1」など、1秒もかからずに推測できるような項目が大量に含まれています。
また、好きなスポーツチームをパスワードにするのも、あまり良くないようです。「liverpool(リバプール)」と「arsenal(アーセナル)は、世界で最も使用されているパスワードの上位にランクインしています。
有名なキャラクターなどの名前を使用することも、同様によくありません。「NordPass」によると、人気のアメコミヒーローである「batman(バットマン)」は2,562,776回使われていたそうです。
「NordPass」は日本で使われているパスワードのランキングも公開しました。トップ5は以下の通り。
- 123456(1,210)
- password(926)
- 1234(921)
- 12345678(562)
- akubisa2020(438)
傾向は世界のランキングと似ており、「password」や数字の羅列が多く使われています。ただし母数が少ない分、メジャーではないパスワードも紛れ込んでいるようです。
このように、覚えやすいという理由で、分かりやすいパスワードや同じパスワードをつい選んでしまう人は多いようです。あまり使わないサイトなどでは、新しいパスワードを考えるのも面倒になりがちですが、そのような場合に便利なのがパスワードマネージャー。
例えば、Googleのパスワードマネージャーでは、パスワードを保存するだけではなく、ランダムで強力なパスワードを作成することも可能です。複雑なパスワードは自動入力され、忘れてしまった場合もパスワードマネージャーから確認することもできます。
また、Appleの「iCloudキーチェーン」でも、強力なパスワードを提案したり、ユーザーのAppleデバイス間でパスワードを共有し、サイトやアプリへの自動入力することが可能。また、ユーザーのパスワードが情報漏えいに巻き込まれたかどうかも簡単に確認でき、パスワードを変更することができます。
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