現在ドローンは多くの産業で必要不可欠な役割を果たしています。しかし、ドローンが生活に利便性をもたらす一方で、武器や盗撮目的などで悪用されることがあるのも事実です。そこで開発されたのがマシンガン型ジャマー「ND-BU003」です。
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最先端のマシンガン型ドローンジャマー「ND-BU003」
米国に拠点を置くNovoQuadは「アンチドローンシステムを中心とした最先端技術による防衛・セキュリティを提供する」と謳う企業です。そして、この会社が開発した製品が、対ドローン用のマシンガン型ジャマー「ND-BU003」です。ジャマーとは通信障害という意味です。
この製品はSFに登場する銃のような特徴的な形をしています。通信障害を起こさせるだけであれば、アンテナ型のほうが効率良さそうですが……。ND-BU003はドローンに向けて撃つため、マシンガンのような形状の方が操作しやすいのかもしれません。
同社の説明によれば、従来のシステムでは、ドローンを検出するために外部検出装置、または人間の目視による捜索が必要があったとのこと。そのため作業負担が大きくなり、ターゲットを逃しやすいという問題があったそうです。
一方、ND-BU003はドローンの検知、対策、表示、制御、電源が一体となっています。軽量でコンパクトなデバイスのため、1つのデバイスですべてのミッションを実行することができる、というのがこのマシンガン型ジャマーのウリです。
また、ND-BU003はマシンガンのように単体で利用することも可能ですが、ネットワークを介して対ドローン指令プラットフォームと相互接続して作戦を実行することもできるそう。この製品は大規模な集会イベント、空港、政府インフラ、軍事施設などの低高度保護用途に適しているとされています。
Android携帯電話との接続も容易で、便利な操作とリアルタイムのビデオ録画・再生が可能とのこと。公式サイトによれば、重さは約3.3kg、有効検出距離は1km、干渉距離はそれ以上とされています。なお、価格に関しては明かされていません。
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