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離婚で得たAmazon株で1.5兆円を換金、その使い道は?

あなたは羨ましくて嫉妬に狂いますか…?

アマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏と離婚し、財産分与で大量のAmazon株式を得たマッケンジー・スコットさん。なんと昨年(2023年)だけで約6530万株で100億ドル、日本円にして1.5兆円以上に相当するアマゾンの株を売却したと、CNNが報じています。

そもそもアマゾン株の4%を保有するマッケンジー・スコットさん

 

スコットさんは2019年にアマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏との離婚が成立した後、世界で最も裕福な女性となりました。彼女は約1970万株、アマゾン全株式の4%に相当する株を分与されました。当時は大ニュースになりましたね…。

アマゾンといえばGAFAMの一角にして、時価総額も最も高い時で1兆8800億ドル(約270兆円。2021年7月時点)の超スーパー企業。その4%って、えーっと…?とんでもない金額ですね。その後、彼女は自分のアマゾン株の一部をちょくちょく売却し、数十億ドルを慈善活動に寄付しているとのことです。

(写真はCNNより)

世界の大富豪が、富を寄付する流れに

2019年、スコットさんは「ギビング・プレッジ」に署名しました。これは、世界中の裕福な人々が自分たちの富の大部分を寄付するという約束です。他にもウォーレン・バフェットやビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグなどのビジネス界の大物が署名していますね。

そして、スコットさんは昨年、彼女の財団「Yield Giving」を通じて21億5千万ドル(ざっくり3225億円)を寄付したと発表しました。この非営利団体は360の組織に寄付を行っているとのこと。マッケンジー・スコットさんのような超大富豪、世界のセレブが寄付をすることは、とてもいいことのように思いますね。

「ギビング・プレッジ」の批判と隠れ蓑としての側面も

 

しかしお金の話は世間の嫉妬も買いやすく、注目も浴びやすいもの。ギビング・プレッジは法的拘束力がなく、署名者が実際にどの程度寄付しているかの公開義務もありません。そのため、実際の寄付活動がどの程度行われているかは不透明との指摘や、富裕層の隠れ蓑になっている、という主張もあります。

また、寄付には税制上の優遇措置があり、富裕層が税金を節約する手段として寄付を利用する可能性がありますね。

そもそも、去年1,5兆円を売ったのに対し、寄付したのは3225億円。残りの金額を何につかったのか、貯金したのか家を買ったのか。「寄付した」という免責事項だけで満足しないひともきっといるでしょう。下衆な勘ぐりを無限にしてしまいますね…。

引き続き5.55兆円に相当する資産を持つと試算

彼女は過去数年間にアマゾンの株を数十億ドル分売却してきています。しかしまだまだ株式を保有しているようで、ブルームバーグの億万長者指数によると、彼女の純資産はまだ370億ドル以上(ざっくり5.55兆円)。

批判があっても、寄付そのものはとてもいいこと。そして今後5.55兆円をどう使うのか。どうしても注目してしまいますね!

source:MacKenzie Scott sold 65 million Amazon shares worth over $10 billion in the last year | CNN Business
https://edition.cnn.com/2024/01/26/business/mackenzie-scott-sold-millions-amazon-stock/index.html

 

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