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前モデルよりディスプレイが大きくなった『Apple Watch Series 7』ですが、事実上その中身はほとんど変わっていないことがリークされています。
Source:MacRumors, 9to5Mac, Steve Troughton-Smith
*カテゴリー:テクノロジー technology
『Apple Watch Series 7』のS7チップは前モデルとほぼ変わらず
Appleは通常、同社は新しいデバイスがより速くなったとか、よりエネルギー効率が良くなったと主張します。しかし『Apple Watch Series 7』の発表において、同社は処理性能について一言も語りませんでした。また、Appleの公式サイトにも『Apple Watch Series 7』に搭載されているチップについては何の言及もありません。
『MacRumors』の調査によると、『Apple Watch Series 7』に搭載されているS7チップは前モデルのS6チップに搭載されていたCPUと同じ“t8301”という識別子を持っているとのこと。つまり、S6チップとS7チップにはほとんど違いがありません。これはアプリ開発者のSteve Troughton-Smith氏も発見し、Twitterで共有しています。
There is a reason Apple didn’t talk about the Apple Watch Series 7 CPU this year…
…and it’s because it’s the exact same as last year’s Series 6 In fact it doesn’t even get a new model number, it’s effectively just a chassis tweak pic.twitter.com/mLsTNkdTNO
— Steve Troughton-Smith (@stroughtonsmith) September 15, 2021
今年、AppleがApple Watch Series 7のCPUについて語らなかったのには理由があります……それは、昨年のSeries 6とまったく同じだからです。実際、新しいモデルナンバーもなく、事実上、シャーシの微調整に過ぎません。
同メディアは、『Apple Watch Series 7』ではディスプレイが大型化されたため、S7チップは、より大きく進化したディスプレイを駆動しながら、1日中バッテリー駆動ができるように微調整されたものと考えています。
『Apple Watch Series 7』はまた、発表直前まで大きなデザイン変更があることが予測されていたことでも知られています。しかし、実際にはディスプレイが大型にはなったものの、期待されていたほどのデザイン変更はありませんでした。
テック系メディア『9to5Mac』はこれについて、『Apple Watch Series 7』が先代とまったく同じチップを搭載しているという事実は、Appleが今年のApple Watchを直前になって仕様を変更したという説を裏付けるものかもしれないと指摘しています。
ただし『MacRumors』は、『Apple Watch Series 5』は、前モデルとほぼ同じCPUを採用していたことを取り上げ、このような同一のCPUを再利用することはAppleにとって初めてではないと指摘しています。
テック系メディア『9to5Mac』はさらにAppleの内部資料を発見し、『Apple Watch Series 7』は『Apple Watch Series 6』と全く同じCPUを採用していることが裏付けられたと主張しています。
この内部資料によって『Apple Watch Series 7』の重量も判明しています。アルミニウム製の『Apple Watch Series 7』は、前モデルの30.5g(40mm)/36.4g(44mm)に対し、32.0(41mm)/38.8g(45mm)となっており、ステンレススチール製のモデルは、前モデルの39.7g/47.1gに対し、42.3g/51.5gと大幅に重くなっています。
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