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大リストラ時代到来:テスラやネットフリックスの大量解雇は日本も「他人ごと」ではない

米国経済、そしてグローバル経済がリセッション入りする懸念がくすぶっています。

中国のロックダウンやウクライナ・ロシア戦争などの出来事がサプライチェーンを混乱させたことで物価が上昇するなか、各国の中央銀行が利上げに向かっており、「2四半期連続のGDPマイナス成長」と定義されるリセッションに入ることが警戒されています。

*Category:テクノロジー Technology

大リストラ時代の到来か? テック企業が続々解雇を開始


このような背景から「景気が後退していく中でインフレーション(物価上昇)が同時に進行するスタグフレーション」を現実的なシナリオのひとつとして警戒されるようになり、少なくない数の企業が人件費削減のために解雇を進めています。

人件費の割合が高いテクノロジー産業でこの傾向が強く、かつての優良企業が続々と大量解雇に走っています。

暗号資産業界にも「雇用の冬」が到来

米国の大手暗号資産交換所であるコインベースとジェミニは新規採用や内定の取り消しを進めています。

他のテック企業と同じく景気の悪化に備えるという意味合いに加えて、直近に起きた「テラ/ルナの暴落」とステーブルコイン「UST」のディペッグによる損失などが影響していると見られます。

日本への影響は?

日本経済は輸出企業が円安の恩恵を受けるなどして足元堅調に推移しているように見えますが、米国をはじめとした世界経済がリセッション入りすればマイナスの影響は免られません。また、外資系企業などは本国の業績が悪化すれば、日本の拠点でも解雇を進める可能性があるでしょう。米国における「大リストラ時代」の幕開けは日本にとっても対岸の火事ではありません。

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