最近では一般化しつつある在宅ワーク。上司の目がなければサボれそうなものですが、会社から支給された多くのPCには監視用ソフトが付属しています。
しかし長いあいだ1人で作業をしていると、ちょっと席を離れ、一休みしたいということもあるはず。そんなときに監視ソフトを欺けると注目されているガジェットが、マウスジャグラーです。
*Category:テクノロジー Technology *Source:Hackaday ,MAKERSUN ,tindle
会社PCの監視ソフトを欺くマウスジャグラー「MAUS」
監視ソフトの多くは、ユーザーのマウスの動きを監視するものです。日本でもこの手の監視ソフトが一般的で、以前には「5分カーソルを動かさないと休憩とみなされる」システムが話題となったこともあります。
知人の会社、在宅義務中に限り「5分カーソルを動かさないと休憩とみなして勤務時間を減らすソフトを強制インストールされる」とか言ってて「そりゃ在宅やめて普通に出勤したい人が多いに決まってる」とのことなのだが、これ企業では普通のことなの?
— 1TT (@1T0T) March 10, 2021
このようなマウス監視システムを欺くのがマウスジャグラー。YouTubeユーザーのMAKERSUN氏は「MAUS」というマウスジャグラーを作成し、公開しています。
MAUSは、机の上にある現実のマウスを実際に動かすシステムではありません。その代わりに、USB経由でエミュレートされたマウスの動きを直接PCに注入します。
MAUSは、偽のマウスの動きを作り出し、アクティビティをエミュレートし、スクリーンセーバーを無効化します。
MAUSは、1ピクセルの上下のマウスの動きをシミュレートする小さな、そして時には役に立つツールで、作業やリラックスした明かりを楽しむことを可能にします。
端末にはATtiny85チップが搭載されているとのこと。赤色LEDライトとRGBのLEDライトを搭載しており、コードと回路図はオープンソースで開示されています。
基盤むき出しの無骨なデザインですが、LEDライトがカラフルに光るのはちょっとおしゃれ。MAUSは自作しなくても海外フリマサイト「Tindie」で購入可能ですが、もちろん悪用は厳禁ですし、上司にバレても自己責任でお願いします。
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