最近増えてきているって知ってましたか?事実婚を選択するカップル
そもそも事実婚って何?メリットってあるの?気になることは多いですよね。今回の記事は、事実婚について徹底解説してきます。これから、結婚を考えている人や将来のパートナーについて悩んでいる人はぜひ最後まで読んでくださいね
目次
- 1. 事実婚ってなに?
- 2. 事実婚を選択する理由
- 3. 実際に増えているってホント?
- 4. 事実婚のメリット
- 4.1. メリット1 夫婦別姓が許される
- 4.2. メリット2 戸籍に影響しない
- 4.3. メリット3 親族関係を気にしない
- 5. 事実婚のデメリット
- 5.1. デメリット1 親権問題
- 5.2. デメリット2 経済面の負担
- 5.3. デメリット3 夫婦の照明が難しい
- 6. まとめ
事実婚ってなに?
そもそも事実婚とは、なにか知っていますか?分かりそうで、ぼんやりとしている…….。そんな方も多いと思います。まずは、事実婚についてしっかり理解していきましょう
事実婚とは、お互いに婚姻の意思はあるけれども、婚姻届けを役所に提出しない結婚のこと。その2人は、籍は同じにせずに共同生活を送るということです。
事実婚の条件として……
1.お互い「夫婦である」という同じ認識でいること
2.共同生活を送っていること
3.社会的に「夫婦」と認められていること
これらのことが挙げられます。
書面上での契約がないため、お互いの認識や信頼性が重要なポイントとなってくるようですね
事実婚を選択する理由
事実婚を選択したカップルたちの、その理由について調べてみました。
・結婚という形にこだわっていない
・結婚の必要性を感じない
・経済的な理由から
・手続きが面倒くさい
このような意見が挙げられます。結婚に対して、それぞれ違う考えを持っているようですね。
実際に増えているってホント?
実際に事実婚を選択する人たちは、どのくらいいるのか知っていますか?令和3年度の内閣府による調査では、成人人口の2~3%の割合で事実婚をしているのだそうです。
昔は、籍を入れることが当たり前でしたよね。このような事実婚というあり方が増えてきている理由について憶測ですが、考えてみました。
その1.新しい夫婦の形が増えたから
LGBTQという考え方が唱えられてきている今現在、同性婚や子どもを望まないカップルなど「パートナーの考え方に変化があったからだと思います。
その2.男女の役割が変化したから
昔は、男は働いて稼いでくる。女は、家事・育児をする。というような役割分担が明確でした。しかし、今は女性でもバリバリ仕事をしたり、男性でも育休を取ったりするような時代です。決められた役割に縛られない生き方を、我々がするようになったのも理由のひとつかなと思います。
事実婚のメリット
では、ここで事実婚のメリットについてまとめていきます。事実婚は、楽なイメージがありますが、実際どうでしょうか。
メリット1 夫婦別姓が許される
籍を入れないために、名字の変更が不要となります。つまり、パスポートや免許証、銀行口座などの手間のかかる変更手続きたちが一切要りません。。つまり、何も変える必要がないということですね。
メリット2 戸籍に影響しない
何度も言いますが、事実婚=籍を入れないということです。もし、お別れすることになり、2人の関係性が終わるような事があったとしても、戸籍に跡が残りません。言ってしまえばバツがつくことなく、何事もなかったかのように済んでしまいます。
メリット3 親族関係を気にしない
親族の集まりや挨拶、お披露目など、結婚した後にするべきことって多くて大変ですよね。でも、事実婚だとそういう事をする必要がありません。面倒くさがりの人だったり、人付き合いが苦手な人にってはすごく楽な選択だと思います。
事実婚のデメリット
次に、デメリットについてまとめましょう。いい部分だけでなく、悪い部分も知って判断してくださいね。
デメリット1 親権問題
事実婚の場合、2人で親権を持つことができません。事実婚の子どもの親権は基本母親にあります。なぜなら、母親は分娩の事実から親子であることが証明できるからです。
民法779条にて……「非嫡出子は父母が認知できる。」と規定されています。父親は認知の手続きをしない限り、親権を持てないのです。認知の方法や手続きの仕方も色々あるので、事実婚のカップルが子どもをつくるときはきちんと調べて理解することが必要となります。
デメリット2 経済面の負担
事実婚のカップルは法律上、夫婦ではないため配偶者控除を受けることができません。大人になって支払う税金が増えて大変ですよね。そして、最近はますます税金が高騰化していく一方です。配偶者になることも、税金対策の一つのような気もしてきます。事実婚は、法律婚に比べて経済的に負担が増えることを理解しましょう
デメリット3 夫婦の照明が難しい
事実婚の場合、夫婦であるということを証明するものがありません。あくまでお互いの認識の上での関係なのですから。なので、万が一事故や事件、病気の見舞いなど何かトラブルがあったときに困ることがあるかもしれません。また、遺産相続についても戸籍で証明ができないため難しい問題です。もし、財産を事実婚相手に残したい場合は、遺言書が必要となってきます。
まとめ
いかがでしたか?事実婚について理解できたでしょうか。2人がどのような選択をするのかは自由です。しかし、きちんと情報を得て、納得したうえで決断することが大切だと思います。
Source: app