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中国企業も独自チップ開発、Google Pixel 6を追う「世界的な流れ」

Googleが新スマホ『Pixel 6』シリーズを発表し、独自チップセット“Tensor”の搭載を大きな特徴としてアピールしました。

その流れに続くように、中国スマートフォンメーカーや他大手企業も独自チップセットの開発が噂されています。


 * Category:テクノロジー technology
 * Source:Nikkei Asia, GSMArena, Oppo, CNBC

中国IT企業やGAFAで進む「独自チップセット開発」の流れ


中国の大手スマートフォンメーカーであるOppoが、フラッグシップ向けの独自チップセットを開発していると『NIKKEI ASIA』が報じています。Oppoは中国を代表するスマホメーカーの1つで、BBKグループと呼ばれるvivo、OnePlus、Realmeとサプライチェーンを共有しています。

同報道によれば、この独自チップセットは台湾TSMCが提供する3nmプロセス技術の利用を検討しており、2023年頃に独自チップセットをリリースするとのこと。実現されれば、Appleやインテルに続くTSMCの顧客としてリストされることになります。

Android端末の多くは米クアルコム、または台湾MediaTekのチップセットを採用しており、Oppoもその例に違いませんでした。しかし、世界2位のシェア(子会社含め)を持つOppoの独自チップセットの採用が進めばこの勢力図は大きく変わるかもしれません。


Oppoの他にも独自チップセットの開発が噂されている企業は多数あります。中国企業としてはXiaomiがチップセット開発を再開していると噂されており、米Amazonも独自チップセット開発の強化を示唆しています。

海外通信『ロイター』によれば、Facebookも独自に機械学習チップを開発しているとのこと。AppleもMac向けの独自チップセットの採用を進めており、全製品に同社製のチップセットを搭載していくと考えられます。

独自チップセットを採用すれば、差別化や最適化だけでなく、供給の安定化など他にも様々なメリットがもたらされると考えられています。先日発表された、Googleの独自チップセットTensorを搭載した『Pixel 6』シリーズもそのメリットを大きく享受しています。


このように、大手IT企業やメーカーの独自チップセット開発は世界的な流れとなりつつあります。対して半導体メーカーであるインテルやAMD、米クアルコムは今後長期間に渡って苦戦を強いられそうです。

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