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イーロン・マスクが「鍵アカ」に、一体なぜ?

TwitterのCEOであるイーロン・マスク氏が、自身のTwitterアカウントを非公開化しています。

*Category:テクノロジー Technology *Source:Ars Technica ,The New York Times ,@elonmusk

一億人超のフォロワーをもつイーロン・マスクの実験


水曜日の朝、イーロン・マスク氏は自身のTwitterアカウントをロックし、ユーザーに「私のアカウントを明日の朝まで非公開にし、公開ツイートよりも非公開ツイートの方が見られるかどうかをテストする」と告げました。

一般的に考えれば、非公開アカウントにすれば、閲覧数は減少するはずです。しかしTwitterの場合、表示されるツイートはアルゴリズムに基づいているため、そうとも限りません。テックメディア「Ars Technica」によれば、一部のアカウントでは「非公開アカウントが公開アカウントよりも多くのビューを生成する」のではないかという疑念があったとのこと。

Twitterの最も大きな特徴は、無名のアカウントでも巨大なインフルエンサーになれる可能性があるという点です。マスク氏が買収する前から、Twitterでは巨大インフルエンサーが数多く登場しており、マスク氏もTwitterで大きな影響力を得た人物の一人といえるでしょう。

昨日、米メディア「The New York Times」は、過去5年間に投稿された2万件のマスク氏のツイートを分析し、同氏がどのようにこのプラットフォームを利用しているかを調べました。これによると、彼は「一日中、ほとんどの曜日」にツイートを投稿していたそうです。そんな「ツイ廃」と呼べる彼からすれば、自分のツイートの閲覧が制限されている可能性がある、というのは好ましくはないでしょう。


また、マスク氏はTwitter買収で「言論の自由を促進する」と語っており、公開アカウントのツイート表示が制限されることがある、というのは明らかにこの公約に反するものです。そこで、これを実験するため、今回マスク氏が1億人超のフォロワーを抱える自らのアカウントを非公開にしたという形です。

マスク氏は最近、ツイートの表示数を明確にする「ビューカウント」という新しい公開指標を追加しました。今回「非公開アカウントのツイートのほうが伸びるのではないか」と実験しはじめたユーザーは、この機能を指標にしているようです。なお今のところ、マスク氏のこのテストについての最新ツイートは2400万ビューで、非公開前にツイートされたSpaceX関連のツイートの閲覧数(656万)を大きく上回っています。

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