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イーロン・マスクが宇宙ミッションで果たす4年前の約束


イーロン・マスクがCEOを務めるテスラが、Space Xの月周回衛星ミッションで、顧客の写真を宇宙に打ち上げる計画を発表しています。


*Category:テクノロジー Technology|*Source:electrek ,flickr ,tesla

テスラの紹介者プログラムの賞品がようやく実現へ


2018年当時、テスラは自動車の販売のための紹介プログラムを用意していました。紹介者は紹介した人の数に応じて賞品を得ることができたのですが、その中の一つが、その人の宇宙へ写真を打ち上げるというものです。

あなたの写真を宇宙軌道に乗せます。どんな画像でもレーザーでガラスに焼き付け、何百万年もかけて宇宙軌道に乗せます。宇宙人があなたの写真を発見するのを待ちながら、もっと友達を紹介しましょう。

しかし先月、 テック系メディア「electrek」が、プログラムが終了して4年が過ぎた今になっても、テスラがこの約束をまだ果たしていないと報告しました。そして1週間後、テスラはついに、紹介プログラムの賞金獲得者が宇宙に写真を送るための計画を立ち上げました。

最新のテスラの報告によれば、この写真は、同じくマスクがCEOを務めるSpace Xが、2022年8月4日に行う月周回ミッションで打ち上げるとのこと。

テスラのミッションは、世界の持続可能なエネルギーへの移行を加速させることです。その実現に向けたあなたのサポートに感謝します。あなたの写真は、2022年8月4日にKPLOミッションで宇宙へ打ち上げられる予定です。

このプログラムでは、集めた写真をモザイク状に組み立て、2018年に宇宙に打ち上げられたテスラ・ロードスターを再現したものも公開されました。


このロードスターは、Space Xが初のファルコンヘビーロケットに、衛星の代わりとして打ち上げられたものです。新品のロケットは故障のリスクが高いため、Space Xは衛星のようなあまりに貴重なものを宇宙に出したくありませんでした。

そこでマスクは、テスラ・ロードスターを打ち上げれば、もっと面白く、感動的なものになると考えたのです。「electrek」によれば、テスラが打ち上げたロードスターは現在、地球から1億8000万マイル以上離れた場所で、時速8,100マイルで走行しているそうです。