2023年登場が噂される次世代「iPhone SE」について、詳細なデザインがリークされています。
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次世代iPhone SEで失われるジョブズの哲学
iPhoneシリーズは高価なことで知られていますが、例外としてSEシリーズは比較的安価なモデルとして多くのユーザーに愛されています。2022年3月に発売された第3世代モデルは、iPhone 14 Proの半分以下の価格です。
SEが安い理由の1つが、デザインがリサイクルされていることです。例えば、iPhone SE 3は5年前のモデルであるiPhone 8のデザインを採用しています。
そして、iPhone SE 4は2018年に発売されるiPhone XRをベースにしたものになると、著名リーカーのジョン・プロッサー氏は述べています。3Dデザイナーのイアン・ゼルボ氏はリーク情報をもとに、このデバイスのレンダリングを作成しました。これらを見ると、非常にXRに似た外観になっていることがわかります。
プロッサー氏はこのモデルのスペックを明らかにしていませんが、レンダリングを見る限り、ホームボタンがないことは明らかです。
SE 4が完全にiPhone XRのコピーなのであれば、ディスプレイは6.1インチになるはずです。これは液晶パネルで、iPhone 14のような有機ELではありません。カメラは12MPで、7MPの前面カメラが搭載されるでしょう。またAppleは、ほぼ確実にA15 Bionicのような新しいプロセッサを搭載するはずです。
4.7インチから6.1インチへの大画面化は多くのユーザーにメリットをもたらしますが、一方で残念な部分もあります。Appleを解説するYouTubeチャンネル「Apple Explained」によれば、iPhoneの生みの親であるスティーブ・ジョブズは「片手操作できること」にこだわっていたそう。そのため、Appleはしばらく競合他社が進めていた大画面化のトレンドに逆らい続けてきました。
しかし、近年ではiPhoneシリーズも年々大画面化が進んでいます。その中で、iPhone 8の意匠を引き継いだiPhone SEは片手で使える数少ない選択肢の1つでした。iPhone 14シリーズでは12、13に登場したminiモデルも廃止されたため、大画面iPhone SEの登場は、片手で使えるiPhoneの終焉を意味します。
売上や時代の流れを考慮すれば仕方ない部分はありますが、小型モデルという選択肢がiPhoneから消えつつあることを残念に感じるユーザーも多いはず。近いうちには実現しそうにありませんが、いつの日か新しい小型iPhoneが登場することを願うばかりです。
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