【MLB】藤浪晋太郎選手が覚醒した要因である〝280〟という数字

今シーズン、オークランド・アスレチックスでメジャーデビューを果たした藤浪晋太郎投手。ある数値がボルティモア・オリオールズに移籍後、飛躍的に伸びており、打ちにくい球になっているとのこと。そんな藤浪晋太郎投手は、防御率も大きく改善されており、チームに欠かせない中継ぎ投手へと成長しています。そこで今回は、藤浪晋太郎投手が大幅に改善した数値について解説していきます。

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1. 移籍後も好調な活躍を続けている藤浪晋太郎投手
2. 開幕時から変わった280という数値
3. 日本投手最速のストレートが活躍の要因
4. 防御率が大きく改善している藤浪晋太郎選手
5. チームの優勝争いに貢献できる投手となれるか
6. まとめ

移籍後も好調な活躍を続けている藤浪晋太郎投手

ボルティモア・オリオールズにトレードで移籍して以降、好調な成績を残し続けている藤浪晋太郎投手。9月に入り、7試合連続無失点記録を維持しており、チームの中心選手へと成長を遂げています。

そして、ボルティモア・オリオールズは、プレーオフに進出が決定し、藤浪晋太郎投手は、日本人選手の中で1番乗りとなったとのこと。これからのプレーオフで藤浪晋太郎投手は、ワールドシリーズチャンピオンに導く活躍を見せてくれるか、楽しみですね。

開幕時から変わった280という数値

藤浪晋太郎投手が、ボルティモア・オリオールズに移籍以後、活躍できているのには、ある要因があるとのこと。それは、ストレートの平均回転数です。シーズン開幕時の藤浪晋太郎投手の平均回転数は1860回転で、メジャーリーグでワーストの記録でした。ですが、月を重ねるたびに回転数が増えていき、9月の時点で2147回転と約280回転上回っています。

これは、メジャーリーグのボールに適応し始めている証です。日本のプロ野球で使用している球とメジャーリーグ使用球は若干大きさや仕様が異なる為、藤浪晋太郎投手は、慣れるのに時間がかかってしまったのではないかと思います。藤浪晋太郎投手は、数値が改善した事で、球質が良くなり、打たれにくくなりましたね。

日本投手最速のストレートが活躍の要因

また、藤浪晋太郎投手は、ストレートの平均回転数が向上した事により、球速も上がり、8月に、日本人最速となる165キロをマークしましたね。常時100マイル(約約160キロ)近いストレートで、相手打者を抑えており、その数値が、ストレートの被打率に表れていました。4月は.323の被打率だったのに対し、7月は.182・8月は.217・9月の現時点までで.000と全く打たれていないとのこと。

また、平均球速もメジャーリーグ全体で12位と驚異的な記録を残しており、9月にヒットを打たれていない理由が分かりましたね。ここまで速くてノビのある球は、メジャーリーグの強打者達でも、三振してしまうほど脅威のある球を投げる藤浪晋太郎投手。今後のメジャーリーグのキャリアの中で、どんな活躍を見せてくれるのか、期待が高まりますね。

防御率が大きく改善している藤浪晋太郎選手

藤浪晋太郎投手は、トレード移籍を機に防御率が大幅に改善しているとのこと。オークランド・アスレチックス在籍時の防御率8.57に対して、ボルティモア・オリオールズ移籍後の防御率は、3.86と、半分以下に抑えています。その為、シーズン通算の防御率は、6.96と開幕当時の最大防御率30.86と比べると、藤浪晋太郎投手が別人になった勢いでの改善ぶりと言うことが分かりますね。

ここまでの、改善ができた1つの要因に、ストレートの平均回転数だけではなく、変化球の回転数も増し、切れ味が良くなった点もあるとのこと。ストレートと変化球のどちらも、大きく改善した事で、球質が良くなり、奪三振数や打たせて取るピッチングができるようになりました。その結果、防御率が改善され、チームの中継ぎ投手として安定した地位を築くことが出来ましたね。