【MLB】大谷選手が登板すると、トラウト選手が出場しないワケ

二刀流で世界を驚かせ続けるエンゼルスの大谷翔平選手。6月27日（日本時間28日）本拠地エンゼル・スタジアムで行われるホワイトソックス戦に「2番・投手」で投打同時出場します。しかし大谷選手と並ぶチームの中心メンバーであるマイク・トラウト選手の名前はスタメンにありませんでした。なぜトラウト選手はスタメンから外れたのでしょうか？　そこでこの記事ではトラウト選手がスタメンから外れた理由について解説していきます。

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トラウト選手ってどんな選手？　

トラウト選手の経歴を振り返っていきます。輝かしい経歴を持つ、メジャーを代表する選手のひとりです！　見ていきましょう！　

バスケットボールと掛け持ちしてノーヒット・ノーラン？　

トラウト選手はニュージャージー州出身。お父さんはツインズ傘下でプレーした元マイナーリーガーです。野球の才能はお父さんから受け継いだのかもしれませんね。
カル・リプケン・ジュニア・リーグで野球を始めます。高校2年生のときにはピッチャーとしてノーヒット・ノーランを達成。なんとバスケットボールと掛け持ちしていたというから驚きです！　スポーツ万能ですね。

アメリカンリーグ新人王に輝く！　

2009年MLBドラフト一巡目でエンゼルスから指名を受けたトラウト選手。マイナーリーグで実績を積み、2011年7月8日19歳11か月の若さでメジャーデビューを果たします！　7月24日には初ホームランも放ちました！　
2012年はトラウト選手にとって飛躍の年となります。7月には打率3割9分2厘、10本塁打、23打点という圧倒的な成績！　オールスターにも選出されます！　勢いはシーズン終盤まで落ちることなく、3割、30本塁打、30盗塁のトリプルスリーを達成！　アメリカンリーグ新人王に輝きました！　

チームの中心選手としての地位を確固たるものに！　

翌年以降もトラウト選手の勢いはとどまることを知りません！　2013年5月21日のマリナーズ戦で21歳9ヶ月16日という史上最年少でサイクル安打を達成。2014年は最も打撃に優れていた選手に送られるシルバースラッガー賞を3年連続で獲得。史上5番目の若さでMVPに選ばれました！　チームの中心選手としての地位を確固たるものにした年といえるでしょう！　

初めての故障者リスト入り……

2016年安定した成績で自身2度目のMVPに輝いたトラウト選手。しかし2017年に試練が訪れます。5月28日のマーリンズ戦で盗塁を試みた際、ベースに左手親指を打ち付けて靭帯断裂。自身初となる故障者リスト入りを余儀なくされます。
しかしこのけがをトラウト選手はものともしません。約6週間後に復帰すると、8月7日には通算1000安打を達成。9月29日には通算200号ホームランを放ちました！　シーズンを通しての打率は3割6厘。けがを乗り越え、リーグ6位の堂々たる成績を残しました！　　

事実上エンゼルスとの生涯契約を結ぶ？　

2014年に結んだ6年契約が切れるタイミングで、他球団への移籍が有力視されていたトラウト選手。ところが2019年、エンゼルスと12年総額4億2650万ドルの当時北米史上最高額となる大型契約を結び全米を驚かせます！　これにより2030年までエンゼルスの一員としてプレーをすることが決定的に。契約満了時のトラウト選手の年齢は39歳。事実上現役生活をエンゼルスで全うすることを選んだといわれています。トラウト選手のエンゼルスへの強い思いが伝わってくる決断ですね！　

WBCで大谷選手との夢の対戦が実現！　

2023年に開催されたワールド・ベースボール・クラシック（WBC）にトラウト選手はアメリカ代表のキャプテンとして出場します。注目を集めたのは侍ジャパンとの決勝。侍ジャパン1点リードで迎えた9回表2アウト、エンゼルスの同僚大谷選手との夢の対戦が実現しました！　夢の対戦は3ボール2ストライクまでもつれ込みますが、6球目に投じたスライダーで空振りを奪った大谷選手に軍配。この瞬間、侍ジャパンの世界一が決まる劇的な結末でした。
トラウト選手は「愛する国を代表して試合をしたことが、最高に楽しかった」と振り返っています。準優勝に終わりましたが、全力を出し切り、満足しているようですね！　

トラウト選手がスタメンを外れた理由は？　

なぜ現役最高の選手ともよばれるトラウト選手がスタメンから外れたのでしょうか？　その理由は大谷選手にあるようです！　見ていきましょう。

大谷選手が投げればトラウト選手がいなくても勝てる？　

実は昨シーズンから大谷選手が登板する日にトラウト選手がスタメンから外れる試合がありました。大谷選手が投手として安定した成績を残しており、味方の援護点が少なくても勝てる可能性が高いからといわれています。トラウト選手は現在31歳。決して若いとは言えません。少しでも休ませてシーズン通して活躍してもらおうと首脳陣は考えているのですね。大谷選手への信頼の大きさが分かる驚きの采配です！　