9月14日の阪神甲子園球場、4万人を超える大観衆が見つめる中、巨人との一戦を制した阪神タイガースが18年ぶりのセ・リーグ優勝を決めました! 今シーズンからタイガースの監督に就任した岡田監督は1年目にして見事優勝。岡田監督はその手腕だけでなく、優勝を“アレ”と表現したりとインタビューへの独特な受け答えが度々ファンの間で話題になっていました。そんな岡田監督が“アレ”を達成したことで、今度はある“アメ”が話題になっているので紹介します。
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目次
- 1. 怒涛の11連勝で球団史上最速の優勝決定!!
- 2. 18年ぶり“アレ”を達成! なんでアレと呼ばれてる?
- 2.1. 阪神タイガース、今年はスローガンも『A.R.E.』
- 2.2. アレの影には、岡田監督の大好物の“アメ”
- 2.3. 阪神ファンの間ではパインアレとして定着
- 3. 【ハイライト】圧倒的な強さで優勝! 阪神タイガースの強みを解明
- 3.1. 投手の防御率はセ・リーグ唯一の2点台
- 3.2. 打者が選んだ四球数はセ・リーグダントツ
- 4. 次は“アレ”じゃない! 阪神タイガース38年ぶりの日本一なるか?
怒涛の11連勝で球団史上最速の優勝決定!!
岡田監督就任1年目の阪神タイガースはまさに強いの一言です。9月に入り負けなしの11連勝で、球団史上最速での優勝決定となりました! 今回の11連勝のほかに、今シーズンは5月に9連勝と8月に10連勝もしています。岡田監督もインタビューで「強くなりすぎた」と称賛するほどの成績で、セリーグの中で群を抜いていました。
2005年に自身がチームを率いて優勝してから18年間セ・リーグ制覇から遠ざかっていたタイガースを、就任1年目からここまで強いチームにした岡田監督はさすがとしか言いようがありません!
18年ぶり“アレ”を達成! なんでアレと呼ばれてる?
就任1年目で見事に優勝を果たした岡田監督ですが、シーズンを通して優勝を“アレ”と表現し続けてきました。岡田監督が優勝をアレと呼ぶのは、実は選手が優勝を意識しすぎないようにするのが目的だそうです! 岡田監督がアレと呼び始めたのは2010年にオリックスバッファローズを率いた時からで、その年もチームを優勝に導いています。優勝できるのは、もちろん岡田監督の手腕が大きな要因だと思いますが、アレを言い始めた年に2度優勝しているのは偶然とも思えないですね!
阪神が優勝したことでアレが流行語大賞になりそうな雰囲気も漂っています。
阪神タイガース、今年はスローガンも『A.R.E.』
岡田監督のアレがファンや選手の間で話題になったことに球団も注目し、阪神タイガースは今年の球団スローガンを『A.R.E.』にしています! 『A.R.E.』はAim(エイム)・Respect(リスペクト)・Empower(エンパワー)の3文字を組み合わせた造語です。それぞれの意味は、Aim=目標・Respect=敬意・Empower=力をつける、とされています。
岡田監督は球団スローガンについて聞かれたインタビューで、「ふだんから優勝をアレと言っているし、語呂もいい。A.R.E.のもと、チーム一丸で頑張りたい」と答えていました!
アレの影には、岡田監督の大好物の“アメ”
岡田監督のアレの陰で注目を浴びているものがもう1つあります。それは“アメ”です。アメが注目されている理由は、岡田監督が試合中にたくさんのアメを舐めていることからきており、特に岡田監督が好んで舐めているパインアメは多くの店舗で売り切れが続出するなど大人気となっています!
試合中多い時は8個のパインアメを舐めると言われている岡田監督。岡田監督のキレがある采配の源は、パインアメから取る糖分だったんですね! ちなみに岡田監督がアメを舐めているのは、試合中に声が枯れるのを防ぐためだと言っています。
阪神ファンの間ではパインアレとして定着
岡田監督が舐めていることによって関西エリアで爆発的な人気を誇っているパインアメ。阪神ファンの間では岡田監督のアレと呼ぶことに掛けてパインアレと呼ばれています! 関西人らしいユーモアの効いた呼び名ですね。ちなみにパインアレの会社は、岡田監督が好物だと聞いてパインアメを1,000個球団に送ったそう。現在ファンの間ではパインアメを舐めながら試合観戦するのがブームとなっており、販売会社によると今年8月のパインアメの売り上げは昨年の2倍になっているとのことです。
関西人のタイガース愛を感じるムーブメントですね!
【ハイライト】圧倒的な強さで優勝! 阪神タイガースの強みを解明
岡田監督就任1年目の阪神タイガースは圧倒的な強さを見せました。3回の大型連勝でセ・リーグ2位の広島と10ゲーム差以上を離し、球団史上最速での優勝。文字通りセ・リーグに敵なし状態だった阪神ですが、その強さの要因はどこにあるのでしょうか? 大きくは投手の防御率と打者が選んだ四死球の多さでしょう。2つの要因をさらに紐解いていきます!
投手の防御率はセ・リーグ唯一の2点台
今年の阪神の強さを語る上で、投手陣の安定感は外せません! チーム別の防御率は2.62(9月18日時点)とセ・リーグ球団で唯一2点台を記録しています。特に先発で大車輪の活躍をした村上投手は1.68とセ・リーグ唯一の1点台で防御率トップの成績です。昨シーズン1軍登板のなかった村上選手がここまでの活躍をするのを誰が予想できたでしょうか。これも岡田監督の手腕ですね! もう1人投手陣を牽引した先発が伊藤投手です。伊藤投手も2.31と抜群の防御率を誇っています。
先発投手だけでなく、中継ぎ陣も大崩れすることなく戦えていることが圧倒的な強さを続けられる要因でしょう。野球は守備からよく言われますが、まさに守備からリズムを作って戦う野球を実現しています。
打者が選んだ四球数はセ・リーグダントツ
阪神の強さの要因は打者の四球数にもあります。チーム全体の四球数は468とセ・リーグ6位の中日とは200個近くの差があり、群を抜いて多いです! パ・リーグを合わせた12球団の中でもトップの四球数で、常にランナーを置いた状態で戦えていたと言えるでしょう。打率はセ・リーグ3位とそんなにも高くないものの得点数はトップで、小さなチャンスをモノにし続けた賜物です!
岡田監督もキャンプ前、オーナーに打者の四球数をもっと年俸に反映させるよう直談判したとも言われており、岡田監督の四球へのこだわりをチームが体現している形となっています。シーズンを通してボール球を振る選手へのコメントは厳しかったことからも岡田監督が小さなチャンスをモノにする野球に徹していたことが伺えますね!
次は“アレ”じゃない! 阪神タイガース38年ぶりの日本一なるか?
岡田監督が目指していたアレを驚異的な強さで達成した今年の阪神タイガース。次もアレを目指すのかと気になるところですが、岡田監督がインタビューで「今日でアレは封印。日本一はまだ言葉を決めてないんです。いい言葉があったら教えてください」と言っており、日本シリーズ制覇はアレではないと明言しています! 阪神タイガースが日本一を達成すると球団として38年ぶりの快挙です。
岡田監督率いる今年の阪神タイガースはやってくれそうですね!
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