みなさんは、フクロウと聞くとどんなイメージがありますか?わたしは、夜の闇に隠れてじっとしている、どちらかというと怖いイメージがあります。しかし、なんだか不思議な魅力にひかれるのも事実。今回は様々なフクロウの種類を紹介しながら、その魅力を探っていきたいと思います!
最近フクロウが人気!
現在、鳥類の中でも特にフクロウの人気が高まっているようです。全国各地にはフクロウと触れ合えるカフェなどもいくつかあるんですよ。ハリーポッターシリーズでも、主人公ハリーの相棒として、フクロウが活躍していましたね。しかし、一口にフクロウと言っても、種類によって大きさや見た目は様々。今回は16種類のフクロウを紹介しながらその魅力に触れていきたいと思います。
超小型種
超小型種として、ヨーロッパコノハズクとアカスズメフクロウをご紹介します。小さい分、フンや羽毛の掃除は楽ですが、体重管理がシビアのようですね。
ヨーロッパコノハズク
ふっくらと丸く、鏡餅のような体をしたヨーロッパコノハズク。羽の色は特徴的で、ふわふわとして滑らかなのに、表面はまるでざらざらした木の幹の表面のような模様をしています。そのため、木に擬態するのがとっても得意なんですよ。
アカスズメフクロウ
世界最小級のフクロウであるアカスズメフクロウ。大きくなっても500mlのペットボトルと同じくらいの大きさです。羽の色は、褐色、灰色、赤色があり、褐色の子が最も多いようですね。大きさといい、色といい、名前の通り雀にちょっと似ています。
小型種
続いて、小型種として次の4種類を紹介します。小さいながらも、先ほどまで紹介してきた超小型種よりは体重管理はしやすくなるようです。
アフリカオオコノハズク
小型種の中でも特に人気があり、「アフコノ」の愛称で親しまれるアフリカオオコノハズク。黒い縁取りのある真っ白い顔が特徴で、目がまん丸でクリっと大きく、オレンジ色をしています。頭には羽角といわれる角のような飾り羽が付いていますよ。
コキンメフクロウ
名前の通り、体が小さく、金色の瞳を持つフクロウです。海外ではギリシア神話に登場する女神、アテネやローマの女神、ミネルヴァの従者とされ、知恵・芸術・農業などの象徴として有名な鳥なんですよ。灰褐色~茶褐色の体色に白いまだら模様が特徴です。
インドオオコノハズク
綺麗な瞳が特徴のインドオオコノハズク。瞳の色は黒だけでなく黄色やオレンジなど、地域によって異なります。この神秘的なルックスから、中国や朝鮮半島では不思議な力を持っていると言い伝えられてきたそうです。
ニシアメリカオオコノハズク
体の色は褐色と灰色があり、どちらも木の幹の表面の色に似ていて、いかにも擬態が得意そうな見た目が特徴のニシアメリカオオコノハズク。黄色い瞳に黒いくちばし、小さな羽角(角のような飾り羽)に縦じま模様がキュートな人気種です。
中型種
お世話の大変さと体重管理の難しさのバランスが良く、飼いやすい種類です。
メンフクロウ
名前の由来にもなっている、お面のような顔が特徴のメンフクロウ。他のフクロウと比べてもとっても個性的な顔をしていますね。好き嫌いの分かれるお顔ですが、ハート型のお顔に惹かれる方も多いのでは?
モリフクロウ
その名の通り、森に生息しているフクロウです。頭部が丸くて大きく、ずんぐりとした印象がありますね。茶色っぽい体とまん丸の黒い瞳が特徴です。
チャコモリフクロウ
お腹の模様が白黒のしましまになっているのが特徴のチャコモリフクロウ。大きな瞳とちょうどよいサイズ感で人気の高い種類です。
大型種
フンや羽毛の掃除は大変だが存在感抜群な大型種の紹介です。
アフリカワシミミズク
顔のまわりや目のまわりに黒い縁取りがあり、きりっとした印象のお顔のアフリカワシミミズク。目の色は黄色~オレンジ色で、羽角(角のような飾り羽)は長く、ピンと立っていて目立ちます。
アビシニアンワシミミズク
目の縁取りが赤っぽい橙色で、ミステリアスな印象のアビシニアンワシミミズク。縁取りの色以外の特徴は、先ほど紹介したアフリカワシミミズクとよく似ています。
超大型
根気と気力が必要ですが、慣れた個体は非常に良いパートナーになります。まるで暴風雨のような飼いごたえですよ。
ベンガルワシミミズク
かわいさ、かっこよさ、迫力などどれをとっても満足できる、愛好家も多いベンガルワシミミズク。まさに、「フクロウを飼育している!」という実感が得られる種類です。
ユーラシアワシミミズク
世界最大級のフクロウである、ユーラシアワシミミズク。羽角(角のような飾り羽)も立派で、まさにキングオブフクロウと言えるでしょう。迫力は満点です。
アメリカワシミミズク
体色は茶色やくすみ黄色で、そこに黒の斑模様と横縞が入っています。体色の白みが強いものは、ホワイトタイガーと呼ばれるそうですよ。いかにも強そうですね。羽角(角のような飾り羽)がとても大きく目立ち、白い眉が賢者の雰囲気を醸し出しています。
シロフクロウ
その名の通り、真っ白な羽毛が特徴のシロフクロウ。神々しく聡明そうな印象です。一方、眠いときやまぶしいと感じるときなどには目を細めるのですが、その時の顔がまるでにっこりと笑っているような顔で、これも人気の理由の一つだそうですよ。
フクロウを飼ってみたくなったあなたは
フクロウは、ペットとしての認知度は低く、周りにもなかなか飼っているという人は少ないと思います。でもどうしても買ってみたい、興味がある、というあなたには、冒頭にも少し触れましたがフクロウと触れ合えるカフェなどで触れ合い体験をしてみることがおすすめですよ。フクロウの魅力もお世話の大変さも分かったうえで、ぜひ飼育を検討してみてください。きっと、一生の良いパートナーになってくれるはずです。
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