【プロ野球】今シーズン大ブレイク！阪神・村上頌樹投手の凄さとは？

プロ3年目で、大ブレイクを果たし最優秀防御率賞を獲得した村上頌樹投手は、阪神タイガースの中心選手として、優勝に大きく貢献しました。そんな村上頌樹投手は、プロ1・2年目の1軍登板はわずか2試合のみ。そこから、どのようにして今シーズン阪神タイガースのローテーション入りを果たしたのか、気になりますね。そこで今回は、村上頌樹投手がプロ入り後どのようにして、今の地位を手に入れたのか、解説していきます。

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1. 阪神タイガースに下位指名で入団も2軍では大活躍！
- 1.1. それでも阪神タイガースの1軍に上がれない理由とは？
2. 今シーズン村上頌樹投手が大活躍できた理由とは？
3. 村上頌樹投手に対して緻密な登板計画があり、それが上手くはまったことも要因？
4. 今後は村上タイプのドラフト指名選手が増える？
5. まとめ

阪神タイガースに下位指名で入団も2軍では大活躍！

村上頌樹投手は、東洋大学からドラフト5位で阪神タイガースに指名を受け、入団。プロ入り1年目は、2軍で10勝1敗・防御率2.23の成績をマーク。最多勝・最優秀防御率・最高勝率の3冠を獲得するも、1軍では、2試合に登板。ですが、その2試合で大量失点してしまい、防御率16.88と結果を残すことが出来ませんでした。

プロ2年目は、2軍で13試合に登板。6勝3敗・防御率2.96をマークし、最優秀防御率・最高勝率の2冠に輝くも、この年は1軍での出場はなし。村上頌樹投手は、2軍では、良い結果を残しているものの、なかなか1軍に呼ばれることなく、2年目までのシーズンを終えました。

それでも阪神タイガースの1軍に上がれない理由とは？

プロ1・2年目、2軍で大活躍を遂げていた村上頌樹投手が1軍で活躍出来ていないのは、活躍できる明確な根拠がないからと言われています。2軍で活躍できたからといって必ず1軍で活躍できる保証がないのがプロ野球の世界です。

村上頌樹投手は、欠点こそ少ないものの、1軍に押し出す為の、ストロングポイントがなく、なかなか出場機会を得られなかったとのこと。また、一軍で勝負する為の引き出しが少なかった事も、要因の1つと言われています。

今シーズン村上頌樹投手が大活躍できた理由とは？

今シーズン、村上頌樹投手が大活躍できている理由は、全ての能力が進化し、チャンスをものに出来たからです。村上頌樹投手が持っていた能力である制球力・回転数の多いストレート・キレのあるまっスラが上手くはまり、開幕から31イニング無失点というセ・リーグ最多タイ記録を達成。その後も、プロ野球史上初のプロ初勝利を完封・無四球・2桁奪三振という偉業を達成。

そして、5月まで順調に勝利を重ねていくも、6月・7月は1勝2敗と負け越し。ですが、8月・9月には、防御率1点台・QS率87.5%と快調を見せ、自身初の2桁勝利を達成しました。シーズンを通して、137奪三振・QS率85.7%とリーグ2位タイの成績を残し、シーズンオフの国際大会のエース候補になる選手と言われています。1年でここまでの成長を遂げた村上頌樹投手が今後どんな活躍を見せてくれるのか、注目していきましょう。

村上頌樹投手に対して緻密な登板計画があり、それが上手くはまったことも要因？

阪神タイガースは、村上頌樹投手に対して緻密な投球計画があったと言われています。岡田監督と安藤投手コーチが話し合い、初めての1軍で戦っていた村上頌樹投手のコンディションや精神面を考慮し、登板間隔などを調整していたとのこと。そして、交流戦前で登録抹消したのも、その一環と言われています。

その後、夏場以降に調子を取り戻したのは、良いタイミングで休養を与え、コンディションや精神面でのケアを行なったのが大きな要因とのこと。首脳陣の配慮があったからこそ、村上頌樹投手は、常に自分自身の持っているポテンシャルを発揮でき、タイトル獲得に繋がったと思いました。

今後は村上タイプのドラフト指名選手が増える？

今後は、ドラフトでの指名投手は、村上頌樹投手のようなタイプが増えるのではないかと言われています。欠点が少なく、体格や長所に注文がついたものの大ブレイクした村上頌樹投手のように、プロで才能を大きく開花する選手も少なくありません。そのような、才能がある選手を見極めることができるスカウトがいるチームは、今後村上タイプの投手の指名が増えるでしょう。

まだまだアマチュアの世界には、村上タイプの選手はたくさんおり、発掘できるチャンスがあります。これらの選手を指名し、しっかりと成長できる環境を整えてあげることが出来れば、今後も村上頌樹投手のような投手が多く現れると思いました。今後、村上タイプの投手が出てくることはあるのか、今後の若手投手の活躍に注目していきましょう。