【バスケW杯】八村塁選手がワールドカップを欠場した理由

今シーズン、レイカーズに移籍し、プレーオフで圧倒的な活躍を見せた八村塁選手。今夏に開催されるバスケットワールドカップの、第1次日本代表候補選手にも選ばれ、注目を集めていました。ですが、6月27日に日本代表を辞退すると発表され、話題を集めていました。そこで今回は、八村塁選手がなぜ日本代表を辞退したのか、解説していきます。

この記事は2023年6月29日(木)分の再掲です。

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8月にバスケットワールドカップ開催

今年の8月に沖縄で開催予定のFIBAバスケットボールワールドカップ2023。日本代表は、ドイツ・オーストラリア・フィンランドと同じ強豪国のブロックに入りました。どの国も、日本より世界ランクが上ではありますが、勝てるチャンスは潜んでいると思います。

この大会で、アジア最上位に入ると、翌年開催されるパリオリンピックへの出場権を獲得できるとのこと。是非、出場権を取れる様に、頑張って欲しいですね。

八村塁選手が欠場を発表！

Bリーグの発展により、日本国内でも、バスケットボールに対する熱量が高まっていますね。その中で、開催されるワールドカップは、大きな注目を集めています。ですが、八村塁選手がワールドカップの辞退を発表。来季に向けてのコンディション調整や、制限付きFAによる移籍先の決定など、様々な事態を考慮して決定したとのこと。

八村塁選手は、NBAでプレーし始めてから、初めてのフリーエージェンシー。辞退した理由の1つとして、来季の移籍先をしっかりと見極めながら、決めていきたいという想いが強かったのかもしれませんね。また、ワールドカップ出場による怪我のリスク・コンディション調整の難しさなど、自身が来シーズンプレーする上で、しっかりと体の状態を整えて望みたいという強い思いもあったのかもしれません。

日本代表にとって、八村塁選手が抜けてしまうことは、大きな痛手です。その穴を埋められる様に、チーム一丸となって、頑張って欲しいですね。

制限付きFAとは？

NBAでは、制限付きFAという制度があります。制限付きFAは、基本的にどのチームとも、契約できるとのこと。ですが、契約に合意した後に、前所属チームが、優先権を行使した場合、前所属チームへの残留が可能になるという制度です。この制度は、チームが強化している選手を、簡単に流失させないようにする為にあるとのこと。

チームからすると、せっかく育て上げた選手を、あっさりと他のチームに持っていかれるのは、面白くないですよね。ですが、選手側からすると、移籍の希望があっても、前所属チームが優先権を行使してしまうと、残留する可能性があります。制限付きFAは、チーム側に有利な制度となっていますが、チームからするとそれだけ期待のある選手ということです。

八村塁選手も、制限付きFAである以上、来季のプレーチームをしっかりと吟味して決めていきたいのでしょう。その為には、ワールドカップ出場よりも、交渉することが優先になりますね。八村塁選手が、来シーズンどこのチームでプレーするか、見守っていきましょう。

トム・ホーバスHCのコメントは？

今回の、八村塁選手のワールドカップ出場辞退について、トム・ホーバスHCは、とても残念がっていましたね。八村塁選手と一緒にプレーできないことは、残念ですが、今の日本代表選手は、期待できる選手が多くいると語っていました。日本代表の中でも、中心的な選手として活躍を見せていただけに、空いた穴はとても大きいです。

ですが、BリーグでMVPを獲得した選手や、若手選手の台頭など、総合力で戦うことはできます。この力を武器に、トム・ホーバスHCが目指している、アジアNo. 1・パリ五輪出場権獲得を目指して、頑張って欲しいです。そして、トム・ホーバスHCは、コメントの最後で来年のオリンピックでは、一緒に戦えることを願っています。と語っていました。

来シーズンに向けて！

八村塁選手は、今シーズン途中からレイカーズに移籍し、目立った活躍を見せてくれました。その活躍が評価され、大型契約を結ぶのではないかと、噂されています。特に活躍が目立ったのは、プレーオフです。八村塁選手は、プレーオフの通算3P成功率歴代最多をマークしたり、ベンチスタートでの得点記録で1位タイの成績を残すなど、チームにとって欠かせない選手の1人に成長しました。

その為、レイカーズは、制限付きFAになった八村塁選手に対して、クオリティング・オファーを提示したとのこと。それだけ、チームにとって流失したくないのでしょう。来シーズン、八村塁選手がどのチームでプレーするのか、必見です。