【サッカー】J2のヴァンフォーレ甲府がACLで初勝利できた要因とは？

昨シーズンの天皇杯で、J1のチームを圧倒し、優勝を勝ち取ったヴァンフォーレ甲府は、今シーズンAFCチャンピオンズリーグに参戦しています。アジアの強豪チームが集まる大会だけあり、ヴァンフォーレ甲府は、厳しい戦いが予想されると言われていました。ですが、ヴァンフォーレ甲府は、現在1勝1分けとかなり健闘しています。そこで今回は、なぜJ2のヴァンフォーレ甲府がACLで1勝することが出来たのか、解説していきます。

【PR】食べたいものを選ぶだけ！簡単ダイエットアプリ「あすけん」を無料でダウンロード！

1. 昨年の天皇杯を制したヴァンフォーレ甲府
2. 控えメンバー中心で挑んだタイの王者との対戦
- 2.1. 選手交代が上手くはまったヴァンフォーレ甲府
3. アジアのチームと渡り合えるJ2のレベルの高さを証明したヴァンフォーレ甲府
4. 他チームのサポーターからの応援が選手にとって大きな力に！
5. まとめ

昨年の天皇杯を制したヴァンフォーレ甲府

今シーズンJ1昇格に向けて奮闘しているヴァンフォーレ甲府ですが、昨年の天皇杯で優勝した事で、AFCチャンピオンズリーグへの参加資格を得ており、過密日程で両方に挑んでいます。昨年の天皇杯では、J1の数々の強豪チームを倒していきました。

そして、決勝戦で対戦したサンフレッチェ広島戦では、PK戦までもつれ込む展開となるも、なんとか勝利を掴み取り優勝。AFCチャンピオンズリーグへの参加資格をJ2のチームが獲得した事で、大きな注目を集めています。

控えメンバー中心で挑んだタイの王者との対戦

AFCチャンピオンズリーグに挑んでいるヴァンフォーレ甲府は、1戦目のメルボルンFC戦は、スコアレスドローで勝ち点1を獲得。そして、迎えた第2戦では、タイの王者ブリーラムと対戦。この試合は、J2の試合から中3日での試合となった為、直近の先発メンバーから9人のメンバーを入れ替えて臨んだとのこと。

その為、J2の試合では、控えメンバーとして参加しているメンバーが先発メンバーとして起用されました。ヴァンフォーレ甲府は、J2の為、試合数が多く過密日程となっている中、AFCチャンピオンズリーグにも出場している為、メンバーは常にフル回転。果たして、控え組で臨んだタイ王者との一戦がどのような結果になったのか、解説していきます。

選手交代が上手くはまったヴァンフォーレ甲府

前半は、相手のペースで試合が進み、ヴァンフォーレ甲府は、耐える時間が続きます。そして、後半の選手交代が流れを引き寄せました。後半途中から、ヴァンフォーレ甲府の切り札である、クリスティアーノ選手と長谷川元希選手が投入されると、試合の流れが変わり、得点モードになったとのこと。

ですが、両者なかなか得点を決められず、このまま試合終了かと思った後半45分に待望の先制点が生まれます。クリスティアーノ選手が、体制を崩しながら挙げたクロスを長谷川元希選手がヘディングで合わせ、先制点を挙げることが出来ました。途中交代の2人の選手のコンビネーションで挙げた先制点。監督の選手交代の采配が上手くはまった結果となりましたね。

アジアのチームと渡り合えるJ2のレベルの高さを証明したヴァンフォーレ甲府

アジアの強豪チームと戦うAFCチャンピオンズリーグでJ2の強さを証明したヴァンフォーレ甲府。今回の戦いを経た選手達は、普段のリーグ戦より今回の試合の方が戦いやすかったとのこと。日本のチームより守備に隙が多く、相手チームが5バックに変更しても、攻め入る隙があり、積極的に攻めの姿勢を貫いたそうです。

その結果、試合終盤に貴重な先制点を奪うことが出来、勝利につながったとのこと。1つ1つのプレーを丁寧に行うヴァンフォーレ甲府に対し、隙の多い守備で、攻め入る隙を与えてしまったタイの王者ブリーラム。この差が今回の勝敗を分けた要因かもしれませんね。

他チームのサポーターからの応援が選手にとって大きな力に！

今回の試合では、他チームのサポーターが多く駆けつけていたとのこと。国立競技場での開催となった今回の試合では、平日の試合で10,000人以上を動員。そして、コーナー付近の席には、柏レイソル・アルビレックス新潟・ジェフユナイテッド市原などのユニフォームを着たファンの方々が応援に来ていました。

リーグ戦では、絶対にありえない光景に選手達もとても嬉しく、他チームのファンからの応援が心強かったとのこと。また、J2のチームという事もあり、観客が入るのか不安だったそうですが、多くのファンが駆けつけ応援してくれた事で、自信にも繋がったとのこと。今回の一戦は、Jリーグの総力で勝ち取った貴重な一戦です。この勝利を糧に、アウェイの試合でも、勝利を掴み取り、グループステージ突破に向けて、頑張って欲しいですね。