AFCは、1年を通して功績を残した選手やコーチを表彰する年間表彰式で、日本代表の将来のエースとして期待されている2人の選手が選出されました。FC東京に所属し、世代別日本代表として活躍している松木玖生選手とチェルシーに所属し、なでしこジャパンの一員として活躍している浜野まいか選手です。そこで今回は、この2人の選手の活躍ぶりと、他のノミネートされていた日本人選手は受賞できたのか、解説していきます。
目次
AFC年間最優秀ユース選手男子部門で松木玖生選手が受賞!
AFC年間最優秀ユース選手男子部門では、FC東京に所属している松木玖生選手が受賞しました。今年開催されたU-20ワールドカップではキャプテンとして出場。そして、松木玖生選手は、パリ五輪世代のU-23にも選出されている実力者です。
今年は、U-23アジア杯予選やアメリカ遠征に呼ばれるなど、着実にA代表への道のりを歩んでいます。FC東京だけではなく、代表選手としても活躍を続けている松木玖生選手が今後どんな活躍を見せてくれるのか、楽しみですね。
男子部門では2016年の堂安律選手以来の受賞!
AFC最優秀ユース選手男子部門では、2016年に堂安律選手が受賞しています。この年の堂安律選手は、U-19日本代表として、世界各地の遠征に参加し、活躍していたとのこと。また、AFC U-19選手権では、日本代表初優勝に大きく貢献し、賞を受賞しました。
その後、世代別日本代表として実績を積み、2018年からA代表に選出されています。一時期、代表に選出されない期間はあったものの、2022ワールドカップアジア予選から参戦し、本大会でも日本代表の勝利に貢献しました。ユース部門で活躍した選手がA代表として活躍している姿は、ユース世代に良い影響を与えるかもしれませんね。
AFC年間最優秀ユース選手女子部門では浜野まいか選手が受賞!
AFC年間最優秀ユース選手女子部門では、チェルシーに所属している浜野まいか選手が受賞しました。浜野まいか選手は、中学2年生でなでしこリーグデビューを果たし、その後、18歳で海外挑戦を決意。海外でも実績を残し始めている浜野まいか選手は、世代別日本代表で、大会MVPに選出される活躍を披露。
そして、2022年にはなでしこジャパンデビューを果たし、今年開催された2023ワールドカップのメンバーにも選出され、ワールドカップデビューを果たした期待のストライカーとのこと。AFC年間最優秀ユース選手に選ばれた浜野まいか選手は、まだまだ伸びしろのある選手です。今後、なでしこジャパンで、代表初得点をマークすることが出来るのか、注目していきましょう。
女子部門では、2019年の遠藤純選手以来ぶりの受賞!
AFC年間最優秀ユース選手女子部門で、日本人が受賞するのは、2019年の遠藤純選手以来とのこと。遠藤純選手は、世代別日本代表選手として、2017年に開催されたU-17ワールドカップでは準優勝・2018年に開催された U-20ワールドカップでは高校3年生の最年少で出場。準々決勝では、プレイヤー・オブ・ザ・マッチを受賞する活躍ぶりを見せ、大会を通して2得点5アシストを記録。
遠藤純選手の活躍ぶりもあり、U-20日本代表は優勝を掴み取りました。そして、2019年にはなでしこジャパンデビューを果たし、2020東京オリンピックや2023ワールドカップメンバーにも選出された、実績のある選手です。今後のなでしこジャパンの中心選手となるポテンシャルを持っており、これからの活躍が期待されております。
他の部門にノミネートされた日本人選手の結果は?
今回ユース部門で受賞した2人の選手以外にも、女子の年間最優秀選手賞に熊谷紗希選手・国際最優秀選手賞に三笘薫選手がノミネートされていたものの、惜しくも、受賞とはなりませんでした。女子の最優秀選手賞には、オーストラリア代表でチェルシーに所属しているサム・カー選手が選出。
国際最優秀選手賞では、韓国代表でバイエルン・ミュンヘンに所属しているキム・ミンジェ選手が選出。世界の強豪リーグで活躍し、日本代表としても中心選手として活躍している熊谷紗希選手と三笘薫選手には、来年以降のAFC年間最優秀選手賞にノミネートされる活躍を期待しています。
まとめ
AFC最優秀ユース選手賞を男子選手が獲得するのは史上6人目。女子選手が獲得するのは、史上8人目とのこと。男女の日本代表は、アジアで強豪国ということもあり、これまでに多くの選手が受賞しています。若い世代がアジアでナンバーワンの受賞できるということは、将来の代表選手に匹敵する実力を持っていることの証明です。
今回AFC最優秀ユース選手賞を受賞した松木玖生選手と浜野まいか選手が、A代表の中心選手となるのも、時間の問題かもしれませんね。果たして、これから2人の選手は、どんな活躍を見せてくれるのか、とても楽しみです。
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