元スペイン代表MFセスク・ファブレガス選手が7月1日に自身のSNSで、「プロとして21シーズンを過ごした今、ついにスパイクを脱ぐ時が来た」との書き出しで現役引退を発表しました。代表では、ワールドカップ制覇とユーロを2度制覇。クラブではアーセナル、バルセロナ、チェルシーなどビッグクラブで数多くのタイトルを獲得してきたセスク選手。そんなセスク選手の現役時代を振り返り、今後のキャリアについてもまとめてみました。
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目次
- 1. セスク選手のキャリア
- 2. クラブでのキャリア
- 2.1. バルセロナでのキャリア1
- 2.2. アーセナルでのキャリア
- 2.3. バルセロナでのキャリア2
- 2.4. チェルシーでのキャリア
- 2.5. モナコ→コモ
- 3. 代表でのキャリア
- 4. 引退後のキャリアは?今後のセスク選手の活躍に期待!
セスク選手のキャリア
セスク選手のキャリアを、自身は「ワールドカップを掲げ、EUROを2回も制し、イングランドとスペインですべてのタイトルを獲得し、ヨーロッパのほぼすべてのトロフィーを手にした。絶対に忘れることのできない冒険だった」と語っています。
そんなセスク選手のキャリアはどんなキャリアだったのか?をクラブと代表それぞれで振り返っていきます。
クラブでのキャリア
ユ―ス時代をバルセロナ、アーセナルの育成組織で過ごしたセスク選手は、アーセナルでトップチームデビュ―を果たすと、その後、バルセロナ、チェルシー、モナコ、2022-23シーズンはセリエBのコモに所属していました。
アーセナルではFAカップを制覇し、バルセロナとチェルシーではリーグ優勝を経験しています。
バルセロナでのキャリア1
セスク選手は、バルセロナの下部組織出身です。メッシ選手やピケ選手らと共にプレーしていました。
バルセロナで才能は認められていましましたが、トップチームにはシャビ選手やイニエスタ選手などスタープレーヤーが同じポジションに多くいたため、セスク選手の才能に惚れ込んだヴェンゲル氏が率いるアーセナルがセスク選手を獲得する事になります。
アーセナルでのキャリア
ヴィエラ選手を放出したアーセナルでチームの舵取りを任せられた05-06シーズン。シーズン当初は経験不足を感じさせるプレーも多かったものの、徐々に調子を上げていきます。
チャンピオンズリーグのユヴェントス戦では見事に試合を支配し、自ら先制点を奪う活躍を見せてチームの勝利に大きく貢献。アーセナルでセスク選手の前任者だったユヴェントス所属ヴィエラ選手に、その穴を埋めたことを示してみせました。
06-07シーズンからは、ヴィエラ選手が背負っていた背番号4番を受け継ぎ、2007年1月に発表された「2006年UEFA.comユーザーが選ぶベストイレブン」に、唯一10代で選ばれ、同シーズンはプレミアリーグでアシストランキング1位になっています。
また、2008年11月29日のFCディナモ・キエフ戦からはギャラス選手に代わってキャプテンを任され、アーセナルではトニー・アダムス選手に次ぐクラブ史上2番目の若さとなるキャプテン就任となりました。
アーセナルでは、FAカップ1回、FAコミュニティ・シールド1回の優勝を経験しています。
バルセロナでのキャリア2
2011年8月15日、ユース時代に所属していたバルセロナへ戻る事になります。
移籍金は最大3900万ユーロ(約43億円)と言われていました。背番号はアーセナル時代から愛着のある4番。開幕から、本来のポジションとは違うセンターフォワードを任されながらも、3試合連続ゴール。
バルセロナでは12-13シーズンにリーガ制覇を経験しています。
チェルシーでのキャリア
2014年6月13日に古巣アーセナルのライバルであるチェルシーへ移籍しました。
背番号はアーセナル、バルセロナ時代に続き4番です。開幕戦からボランチとしてレギュラーに定着すると、リーグ最多の18アシストと2,236本のパス成功を記録。移籍初年度からプレミアリーグの優勝に大きく貢献します。
2016年12月31日のストーク戦にてプレミアリーグでの100アシストを達成し、 セスク選手はギグス選手の367試合よりも約70試合少ない293試合で100アシストを達成した選手となり、2018年にこの記録はギネス世界記録に認定されている記録です。
チェルシーでは、プレミアリーグを2回制覇、FAカップ1回制覇しています。
モナコ→コモ
2019年1月11日、元同僚のアンリ監督率いるASモナコに移籍。
その後、2022年8月1日、セリエBのカルチョ・コモに移籍しました。そして、2023年7月1日、サッカー選手として現役を引退することを発表します。
代表でのキャリア
2006年3月1日に行われたコートジボワール戦でスペイン代表デビューをしています。
代表デビュー以降、メッシ選手と同い年という話題性もあり、「超新星」などとメディアに取り上げられ、2006年W杯ドイツ大会にも出場しました。
また、EURO2008でのスペイン代表では10番を背負い、その中盤はシャビ選手、イニエスタ選手、ダビド・シルバ選手らと共に「クアトロ・フゴーネス(4人の創造者たち)」と称されます。
代表での成績は、国際Aマッチ 105試合で15得点を記録。EURO 2008優勝、2010年W杯 優勝、EURO 2012 優勝と輝かしいものです。
引退後のキャリアは?今後のセスク選手の活躍に期待!
引退後のセスク選手のキャリアは決まっています。現役最後に所属したいたコモのBチームとプリマヴェーラ(ユース)の指揮を執ることです。
セスク選手は、この事について「このクラブのプロジェクトに参加することができて非常に興奮しているよ。最初にこのクラブに来た時から僕は心をつかまれたし、僕のキャリアにおけるパーフェクトなタイミングで関わりを持つことができた。だからこそ、犠牲と献身と喜びに満ちた20年間のキャリアを過ごした後、この素晴らしいスポーツに感謝を伝え、別れを告げることができたんだ」と語っています。
今後のセスク選手の活躍に期待しましょう。
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