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「iPhone 15」充電中は「熱くて触れない」との報告、原因がヤバい

先日発売されたばかりの「iPhone 15」シリーズですが、一部モデルでは発熱問題が発生しているようです。この問題について、Appleに詳しいアナリストのミンチー・クオ氏が原因を指摘しています。

*Category:テクノロジー Technology *Source:9to5Mac ,Android Authority ,medium.com/@mingchikuo

「iPhone 15 Pro」の発熱問題、原因は「設計の妥協」


発熱の問題は主に「iPhone Pro Max」モデルで報告されています。テックメディア「9to5Mac」の3Dデザイナーであるイアン・ゼルボ氏は、購入した「iPhone 15 Pro Max」について、充電中は「ほとんど熱くて触れない」と述べました。

My iPhone 15 Pro Max is almost too hot to touch while fast charging right now. I thought people were exaggerating, but no, this isn’t great.Interestingly if I’m holding it, the left side rail and a little of the back on the left side is what is the hottest by far… lines up perfectly with the logic board.Past 70% battery percentage, it seems to have cooled down significantly (still hot but comfortable in the hand). 25-60% was the worst by far.


— 引用:9to5Mac

訳:私のiPhone 15 Pro Maxは今、急速充電中はほとんど熱くて触れない。みんな大げさだと思っていたけど、いや、これは良くないよ。持ってみると、左サイドのレールと左サイドの背面の一部が最も熱くなっているのが興味深い。バッテリーの割合が70%を超えると、かなり冷えてきたようだ(まだ熱いが、手になじむ)。25~60%が一番ひどかった。

また、それほど負荷の高くないタスクでも、発熱が起きたことが報告されています。テックメディア「Android Authority」のアーミル・シディキ氏によれば、充電していない通常使用時でも「不可解な熱」がカメラ付近で発生したとのこと。

During long use sessions, often when switching between chat apps and watching reels on Instagram. The phone gets hot in the space on the right side, across the bottom of the camera island. This is without gaming, without being plugged in for a charge, and on Wi-Fi, so the heat is inexplicable.


— 引用:Android Authority

訳:長時間の使用中、チャットアプリを切り替えたり、インスタグラムでリールを見たりしていると、よくあることだ。スマホは右側、カメラアイランドの下を横切るスペースが熱くなる。これはゲームをせず、充電のためにプラグを差し込まず、Wi-Fiを使用した状態でのことで、この熱は不可解だ。

セットアップを行ったばかりのiPhoneは、端末が負荷がかかるため、熱くなることは珍しくありません。しかし「9to5Mac」は、これらの発熱報告は「この初期設定期間をはるかに超えている」と指摘しており、「Android Authority」のシディキ氏も、「セットアップと定着の初期24時間を超えている」と述べています。


この発熱問題の原因について、アナリストのミンチー・クオ氏は、「設計で行われた妥協」が原因だと指摘しています。同氏によれば、「iPhone 15 Pro」と「iPhone 15 Pro Max」に採用されたチタン製フレームなどが原因となっている可能性が高いとのこと。

My survey indicates that the iPhone 15 Pro series overheating issues are unrelated to TSMC’s advanced 3nm node. The primary cause is more likely the compromises made in the thermal system design to achieve a lighter weight, such as the reduced heat dissipation area and the use of a titanium frame, which negatively impacts thermal efficiency.


— 引用:medium.com/@mingchikuo

訳:私の調査によると、iPhone 15 Proシリーズの過熱問題は、TSMCの先進3nmノードとは無関係である。主な原因は、放熱面積の減少や、熱効率に悪影響を与えるチタン製フレームの採用など、軽量化を達成するためにサーマルシステムの設計で妥協したことである可能性が高い。

クオ氏は、Appleがソフトウェア・アップデートを通じてこれらの問題に対処するだろうと予測しています。しかし、当然ながらハード設計はアップデートで変更できないため、発熱を抑えるためにプロセッサの性能が制限される可能性があることを示唆しました。

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