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「現代の核兵器」の本当の恐ろしさを知っていますか?



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核兵器は、人類が作り出した兵器の中で、最も破壊力のあるものと行っても過言ではありません。進化した現代の核兵器の中には、想像できないほど驚異的な威力を秘めているものもあります。

しかし、巨大で強力な核兵器だけが恐ろしいわけではありません。世界を滅ぼしかねない様々な核兵器を、海外YouTubeチャンネル「The Infographics Show」が紹介しています。



*Category:テクノロジー Technology ,Nuclear|*Source:The Infographics Show ,Tsar Bomba ,Dirty Bomb

原子爆弾の1500倍の威力を持つ「世界最大の水爆」が爆発する実際の映像

核兵器には、原子爆弾と水素爆弾の2種類があります。これらはどちらも致命的な威力を持っていますが、一方は他方よりはるかに大きな破壊力があります。

日本に2度投下された核兵器「原爆」


原子爆弾(原爆)は、これまでで実戦に投入された唯一の核兵器です。第二次世界大戦末期に長崎と広島に投下されたのは、このタイプの爆弾でした。

原子爆弾の爆発は、プルトニウムやウランなどの重元素の核分裂、つまり原子核が分裂することによって生じる膨大なエネルギーの放出です。

約900グラムのウラン235は、約17000トンのTNTと同等のエネルギーを放出することができます。爆発は巨大で、発生する熱エネルギーの量は周囲を数百万度にものぼります。

また、核分裂の際に発生する衝撃波は、最初の爆発から十数キロ離れた場所にある建物を丸ごと消し去るほどの威力を持ちます。言うまでもなく、原子爆弾は世界を破滅させる兵器の1つといえるでしょう。


もし、世界各地で戦争が起こり、原子爆弾が発射されれば、やがて世界は放射能汚染や核の冬に襲われることになります。しかし、原子爆弾は人類が作り出した最も強力な核兵器ではありません。

原子爆弾の1000倍の威力を誇る核兵器「水爆」


水素爆弾(水爆)は、原爆の1,000倍の威力がある兵器です。水爆が開発され、世界各国がその威力に気づいて以来、軍が備蓄している現代の核兵器はこのタイプに分類されます。

水爆と原爆の大きな違いは、エネルギーの作り方です。水爆は核分裂ではなく、2つの原子核の核融合の過程で放出される膨大なエネルギーによって爆発を起こします。


水爆はウランとプルトニウムを使うことに変わりはありませんが、核融合反応を起こすために重水素とトリチウムが加えられています。この手の核兵器が「水爆」と呼ばれるのはそのためです。

水爆は実際の戦争で使われたことはありませんが、威力を測定するために試験的に使用されたことはあります。史上最大の威力を記録した核兵器は、ロシアで試験されたRDS-220水爆、通称「ツァーリ・ボンバ(爆弾の帝王)」と呼ばれるものです。

ツァーリ・ボンバは航空機からパラシュートで投下され、ノバヤゼムリヤ島の上空4000mで起爆されました。爆発による火球の下部は地表まで届き、上部は投下高度と同程度まで到達。この巨大な火球は1,000キロメートル離れた地点からも観測されました。当時の爆発の様子は、最近になってYouTubeで公開されています。


爆発はTNT爆薬で50メガトンに相当し、広島と長崎に投下された原爆の約1500倍の威力を持っていました。この爆発は現在でも、人類が引き起こした最大の核爆発として記録されています。

しかし、真の人類の脅威となるのは、このような大国が管理する巨大な核兵器だけではありません。その懸念は、個人が扱えるような小型の核兵器にまで及びます。

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